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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

スペイン人に慰められる

今週はCERNです。オタワから中1日での登板ですが,オタワで神経を使わず楽してたせいか,案外疲れずにCERNに移動してきました。というか,CERNへの移動はもはや通勤みたいなものなので,体力的には疲れますが精神的には楽みたいです。

今朝は,スペイン人の知り合いと朝飯を一緒に食べたのですが,その際,日本のATLASに対する財政状況が厳しいという話をしたところ,彼の国の現状を教えられ,日本のほうがはるかにマシだと慰められました。加速器の運転経費は,CERN加盟国からの収入でまかなわれますが,ATLAS検出器の運転経費は,ATLASグループが著者数に応じて各国に分担を求めています。日本はCERNの加盟国ではないので加速器の莫大な運転経費は払っていませんが,ATLAS検出器の運転経費は(これも一般的な感覚では莫大ですが,加速器に比べると非常に少ないものです)毎年分担分を払わなければなりません。日本人の発想ではそれを払えなかったらATLASをやめなければならないと考えますが,スペインは当然のように今年分をまだ払えていないとか。加えて,給料の支払いすらピンチだそうで,他人事ながら大いに心配な状況です。しかし,ラテンの人は私たちほど悲観的でないというか,そういう状況に慣れているというか,とにかく,私が心配するほど心配してなさそうなのが凄いです。

しかし,日本もいつまで運転経費を支払えるかわからない状況で,最近の私は,そういう厳しい財政状況をATLAS首脳陣,ATLAS日本のメンバー,KEKの偉い人に説明するのが仕事になってしまっています。昨日も19時くらいまでミーティングをした後にATLAS予算担当者とシリコンアップグレードプロジェクトリーダー相手に2時間ほど現状の説明。先週のオタワとは大違いで,クタクタです。。

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