ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ニュートリノ振動の発見

ちょっと理由があってGriffithsの教科書を読んでいます。

今読んでいるのがニュートリノ振動のところなのですが,ニュートリノ振動の確証を得た最初の実験がSNOみたいな書き方になっていて,たぶん多くの日本人とは違う感覚だなぁと思いました。教科書でニュートリノ振動のことを説明している部分なので,歴史を遡り太陽ニュートリノ問題から入り,2001年のSuperKでもやっぱり太陽ニュートリノの欠損を確認し,重水を使ったSNOによりニュートリノ振動の確証を得た,という流れになるのは仕方がないのかもしれません。ただ,太陽ニュートリノ問題の解決という文脈ではそうかもしれませんが,説明の流れとしては,太陽ニュートリノ問題の節,振動の定式化の節,confirmationの節,となっています。太陽ニュートリノで問題提起をして定式化をやったあとに実験的な検証と来たら,SuperKの大気ニュートリノがいの一番だと思うのは日本人だけなんですかね。SuperKの大気ニュートリノはSNOの後ですし,分量的にもおまけのように感じました。

まあ,ノーベル賞も(Super)KとSNOで分け合っていますので,並列は当然ではあると思うのですが,でもやっぱり書き方としてはSNOを重んじている感が否めません。アメリカ人だとしたら標準的なのでしょうか,SNOはカナダですけど,やってる研究機関はほとんどアメリカですよね,きっと。

そんな細かいことは忘れると,やっぱり,SuperKは凄いと感じます。SNOは重水のあとに塩を入れましたがその後はどうなっているのでしょうか。ですが,SuperKは大気,太陽,そしてT2Kの検出器として今でも成果を出し続けています。そういう意味では,KamLANDも色々な成果を長年にわたって出し続けているの凄いです。日本人がニュートリノ好きで,私もその1人だからなのかもしれませんが,成果を並べてみると日本のニュートリノは世界を牽引していると感じてしまいます。

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