勉強と研究2009-02-08 Sun 14:44 博士課程の学生の日常に興味を持たれてる方が複数いるということがわかっているので、何か書こうとは最近ずっと思っているのですが、具体的に何を書けばいいのか考えあぐねています。 例えば私の場合、博士課程の研究は米国のとある研究所の実験でやっていましたので、ほとんどの期間、現地の研究所に滞在して研究活動をしていました。日本にいるのと違って、自分にとって楽しいと思う娯楽は皆無でしたから、ただひたすら研究の毎日で、日常生活について書こうと思っても、別段書くことを思いつかないんですよね。土日も関係なく本当に毎日研究を続けていましたが、研究が面白くなっていた時期だったので、それを辛いと思うことなんて全くなく、本当に研究に没頭していました。将来についての不安も多少はありましたが、そんなことを考えてる暇がないくらい忙しく研究をしていたので、悩んだりする暇はありませんでした。 ということで、ちょっと角度を変えて、学部生のとき、修士課程のとき、博士課程のとき、それぞれの時期にどんなことをしてたのか一言ずつでまとめると、学部生時代はダラダラと遊びつつバイトをして、世間一般のイメージ通りのふやけた大学生生活を送っていました。そもそも4年間遊べそうだから、という理由で大学に入学したのですから、ある意味当初の計画通りの生活でした。ははは。修士課程時代は研究と勉強、ですかね。教科書を読んで勉強したり、講義を聴くのは好きではなかったのですが、修士課程に進むと勉強だけでなく研究をするようになり、研究の面白さに惹かれ始めました。そうなると結果として勉強をしてこなかったので、研究をする上で必要となることを自分で勉強するようになりました。で、博士課程は研究一色ですかね。もちろんそれに必要な勉強は自分でしましたが、基本的には研究中心でした。 たぶん、私の場合に限らず、どこの大学でも学部時代は勉強中心、修士課程で研究の要素が加わり、博士課程では研究者として扱われる、というのが普通ではないかと思います。私の場合、勉強は嫌いだし苦手だったけど、修士課程から博士課程で研究に目覚めて、その結果、今の職業に就くことになったわけです。そもそも遊ぶために大学に入学した人間が研究に目覚めてアカデミックなポジションに就くという、不思議な人生です。人生何が起こるかわからないものです。 |
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