ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ヤモリ

もうだいぶ前になってしまいますが,大阪市立科学館の会報「うちゅう」に毎月記事を寄稿していたことがあります。大学のときの友人Eくんがそこで学芸員をやっていた関係なのですが,そんな縁があって,今でも毎月会報を送ってもらっています。

今月号には,ヤモリが天井や壁を歩けるのは,足と天井あるいは壁との間のファンデルワールス力だという記事があり,興味深く読みました。その記事によると,筆者もその事実は知らなかったけれどもその筋の人(?)の間では当たり前のことだそうで,その仕組みを応用した粘着テープの開発すらされているとか。いやー,全く知りませんでした。なんとなく吸盤的なものかと思ってしまっていました。ファンデルワールス力なんていう弱い(のかな,本当に?)力で自分の体重を支えられるとは思ってもみませんでした。

素粒子物理屋の悪い癖で,本質的にはこの世のほとんどの力が電磁気力じゃん(重力もありますが,あまりに弱いのでとりあえず無視),と思ってしまいがちなのですが,ヤモリが天井を歩くというように,その効果がうまいこと視覚化されたり,なんとなくこうだと思っていた概念が覆されると,結局は電磁気であっても面白いなぁ,と感じてしまいます。

3週間後に超対称性の「超」くらい超重要なヒアリングがあるのですが,そこでは,なんとかしてHL-LHCでやる素粒子物理学の面白さを伝えなければなりません。頑張らねば。。

日常 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<風が吹かなくても... | HOME | 第7回春の学校>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |