ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ビームタイムゼロ

昨日はCERN-KEK委員会に出席。自分の発表もなんとかこなし,HL-LHCに向けた予算獲得の努力が必要ということが再確認されたこと以外では,予算の使い方に大きなクレームはつかず,想定の範囲内とはいえホッとしました。

私が委員会仕事をしている一方で,Fermilabからは悪い知らせが届きました。なんと,今回の私たちのビームタイム中にビームが一切来ないことがわかりました。ビーム取り出し用のセプタムのワイヤの交換が必要というのは前回だかのエントリーに書いた通りですが,どうも本格的な修復をするにはメインインジェクターを止める必要があり,それが何を意味するかというとNovaにニュートリノビームを出せないということになり,DOEとFermilab上層部の議論で,最優先であるNovaへのビームを止めることはまかりならん。という決定がくだされたそうで,FTBFの担当者は一生懸命かけあってくれたみたいですが,結局本格的な修理は年明け以降になる公算が大きく,私たちのビームタイムではビームなしということになってしまいました。。とほほ。

加速器の故障を嘆いても仕方ないことはわかっていますが,それでも,今回はかなり力を入れた遠征だったので,本当に力が抜けます。でも,がっかりしていても前には進めませんので,加速器修理のスケジュールの確認,ビームタイムを貰えないかの交渉,そして,予算をかき集める努力を始めました。ただ問題は,ビームテストを実施する人員の確保です。みんな色々なスケジュールに追われているので,ビームタイムをもらえる可能性のあるタイミングで人を派遣できるかどうかが強い境界条件となります。さて,どうなることか。

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