FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

先輩の影響

昨日に引き続いて博士課程進学に関する雑感です。

先行き不透明な(少なくとも博士課程に実際に進んだ人以外にとっては)博士課程に進学するかどうかを決めるにあたって強力な影響力を持つのが、研究室にいる先輩ではないでしょうか。実際どこの研究室も、ある年代に博士課程の学生が何人かいるとその後輩たちには博士課程に進む学生が多く、逆に研究室に博士課程が全くいないような状況になると、その後しばらくは寂しい時代が続く傾向があるように思います。例えば、私たちの研究室の状況を現状から遡ると、博士課程進学者/修士課程修了者の変遷が1/3(去年), 1/2, 1/2, 0/2, 0/3, 0/4, 1/4, 0/3, 2/4(9年前)…となっていて、修士課程で卒業するものだ、という雰囲気がなんとなく研究室に漂うと、学生にとっては博士課程に進むのに非常に勇気の要る状況になってしまうようです。ちなみに今年は3/4で、来年もすでに一人確保(Y教授ファンのYさん。なので残念ながらATLASグループではありません…)。ということで私たちの研究室はそれなりにいい流れに乗っています。

私たちの研究室の場合、高エネルギーという性格上いつでも好きな実験ができるわけではなく、興味のある実験の立ち上がり時期が飛び飛びです。実験の立ち上がりの時期がやはり学生にとっては魅力的ですので、その位相が過去の進学率を決めている可能性もあります。ただ、私たちの研究室だけではなく、他の研究室のスタッフからも同じような感想を聞くので、先輩の影響というか、なんとなくの雰囲気というか、そういうのが進学するかどうかの判断材料になっていることは間違いないと思います。

そもそも、進学するかどうかの判断に与える影響だけではなく、修士課程在学中の研究に与える先輩の影響というのは相当大きいです。スタッフにはスタッフの仕事があって、もちろん学生の指導をしますが、四六時中学生と一緒にいられるわけではありません。それに比べて先輩というのはいつも一緒にいて、わからないことがあれば気安く質問でき、困った事があれば目の前ですぐに解決してくれる、身近で最も頼れる存在だったりします。かつ友達みたいなもんですよね。だから先輩からの影響が強いのは当たり前で、博士課程在学中の先輩がいれば、進学に興味が向くのは当然といえば当然なのかもしれません。

そもそも人間って、周りの人間に流されやすいものですからね。一部の優秀な人を除いては、なんとなく周囲と同じにしとけば安心、みたいな部分ありますよね。私自身そういう目的意識のない学生で修士課程まで行きました。スタッフと話をして「学生のやる気がない、目的意識がない」という話を聞くことがあるのですが、そのたびに「すみません、私がそういう学生の代表でした」と言ってるくらいです。そんな私が博士過程に進学することを決めた理由の一つに「なんとなく研究室の雰囲気がそうだった」というのもあったくらいなので、やっぱり研究室の雰囲気や、先輩の影響は強力だなぁ、と思います。


大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<博士過程終了後の進路 | HOME | 博士課程への進学状況>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |