ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ICHEP2016関連の与太話

ICHEP関連のエントリーの連投になります。先週の慌ただしさから解放され,ICHEPのスライドを眺める時間を作れたためにネタを見つけました。

まず前フリですが,ダークマターの直接探索実験の多さは凄いですね。しかも,spin independentと呼ばれるほうでは検出器の大きさ勝負になるので,各国が巨大化を競っています。しかもテクノロジーはみなキセノン。それらの結果を全部足せば実効体積を大きくできますから,足せばいいのにと思うのですが,検出技術が違うので単純には足せない=系統誤差の取り扱いが違うの足せないのですかね。

さて,昨日からICHEPはプレナリーになり,LHC関連ではATLASとCMSのスポークスパーソンが話をしました。いろいろな結果を見せていましたが,気づいたことを幾つか。あ,以下は,タイトルにあるように酒の席でのネタ的な与太話なので真面目な話ではありません。

まずはATLASが見せた標準模型粒子の生成断面積のプロット。
ICHEP2016 ATLAS SM summary
いやー,美しいですね。私個人的にはこの重心系エネルギー依存性のプロットが好きでして,このプロットの一番上のttbar(やWやZ)の断面積だとTevatronのエネルギーまで依存性を見ることができて,普通の人は標準模型すげーということになるのかと思います。私の場合は少しだけ違う視線で,もちろん標準模型すげーとは思うのですが,このような綺麗な一致を得るには検出器の理解やPDFの理解などが必要だし,それから,標準模型の一部なのかもしれませんがNNLOまで計算してあったりと,つまり,実験屋や地味な(?)計算をしっかりやってくれる理論屋さんなど多くの人の成果の積み重ねでこの美しいプロットが得られているのだと思うと,リオのオリンピックに負けない感動があります。ただ,いつも言ってますが,χ二乗が小さすぎなのではないかと,それは気になっています。

そして次はこれ。H→γγのプロット2発を見てください。左がATLASで右がCMSです。
ICHEP2016 ATLAS H→γγ ICHEP2016 CMS H→γγ

どのタイミングだったか覚えていませんが,前にCMSのプロットを見たときも気になっていたのですが,130から150ないしは160GeVくらいのところまで滑らかにうねっていませんか。133か134でピーク,143GeVでピークみたいな感じに。あるいは言い方を変えると,130,140弱,150弱,160弱というように一定間隔で下がっているというか。。

そういうバイアスのある目で見ると,ATLASのほうにもほぼ同じくらいの周期でうねりがあるように見えなくもありません。というか,私幽霊を見たことはありませんし,これからも見えないと思いますが,見える人には見えるように,一回そう見えてしまうと一定周期のうねりあるように見えて仕方ありません。

はい,繰り返しですが,ブログのネタの与太話ですから,7,8TeVの結果を調べたり,H→ZZを調べて,真面目に反論したりしないようお願いします。

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