ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

HL-LHC"正式"承認

理事会が終わりホッとしています。理事会で私が何か話すわけではないのですが,その議事録を書かなければならなくて,長時間それも物理ではない内容を集中して聞いてメモを取るので,私の業務の中でもかなり消耗度の高い作業だったりします。加えて今回は文科省からのお客様が昨日からいらっしゃっていたので,その対応などもあり,普段よりは密度の高い理事会でした。

しかし,今回は良いニュースがあります。HL-LHCが理事会で正式承認されましたっ。

2014年のCERNの中期計画にHL-LHCが盛り込まれ,その計画に従い予算の消化も始めていたのですが,理事会で明示的に議決をとるということをやっていませんでした。いきさつについての細かいことは省略しますが,とにかく,今回の理事会でお墨付きを貰えて,どこからどう尋ねられても正式承認だと胸を張って言えることになりました。すでに動き始めていたことではありますが,大きなマイルストーンです。CERN加盟国には分担金支払い義務があるので,理事会での承認というのは非常に重い議決なのです。

ただし,検出器部分のアップグレード,いわゆるPhase-IIアップグレードというのはCERN理事会とは独立に動くもので,そちらについては各国が負担を承認しているわけではありませんし,日本の出資もまだ決まっていません。この予算獲得のために私が奔走していることは,このブログ読者のみなさんならご存知のことかと思います。

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