ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

脳内キャッシュ

人間の短期記憶って,不思議というか面白いなぁとずいぶん前から思っていました。自分の例だと,たとえば今CERNでは宿舎に泊まっていますが,その部屋番号をCERN滞在中は覚えているのに,チェックアウトした瞬間にすっかり忘れてしまいます。瞬間かどうかはわかりませんし大げさかもしれませんが,帰りの飛行機に乗ったころくらいにはきれいさっぱり忘れ去っています。別にCERNに限らずどこのホテルに泊まっても一緒だし,へべれけになるまで飲んで記憶が断片的になっていてもホテルに滞在中の間だけはその番号をなぜか記憶しているって,脳みそにはまちがいなく読み書き自由のキャッシュがあるし,それはどんなに酔っ払っても保持されていて凄いものだと思っていました。

が,この話を何人かに話したら,そんなことない。ホテルの部屋の番号なんて覚えてないから,部屋番号が書かれた紙を持ち歩いているという人が多くて,私は逆にそれが驚きでした。もちろんそういう人にもキャッシュは当然あって,短期間に限った記憶がもちろんあるわけですが,たった3桁か4桁の数字をそのキャッシュに入れてないとうか入っていないのに驚きました。この話をした相手の人たちはみんな私よりも賢い優秀な人たちだったので,脳みそのキャッシュが私のほうが優れているということは考えられず,使い方,つまりはアプリケーションの違いが原因で,脳みその働きを何に最適化しているかの違いなんでしょうね。

で,さらに思ったのは,空間把握能力は先天的だとか,○○という能力は後天的だとか言われることがありますが,そういう都市伝説(?)はどれくらい本当なんだろうかということです。学者を装った胡散臭い人もいたりするだけあって,宇宙の始まりや生命の始まりが多くの人の興味を惹くように,脳の研究というのが万人受けするのを身をもって感じました。

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