ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

Building38

日曜の晩からCERNに来ています。ATLASアップグレードのcollaboration meetingに出席するのが一つの目的ですが,その他にも財務関連の相談や,シリコン検出器開発をしている他の国の人と将来計画についての相談をしたりと,濃密な出張になっています。

さて,CERN出張のときは飛行機の中で見た映画で泣くという話題をよく書いていましたが,最近はそういう映画があまりありませんでした。ですが,今回は泣きました。いや,例によって泣かせる映画ではないのだと思いますが,「蜩の記」という2,3年前の映画にやられました。ストーリーはすごーく地味で,映画によくあるクライマックスがなく,いやあるのかもしれませんが,上がったり下がったりの激しいハリウッド映画なんかとは真逆でとにかく抑えたストーリーと演出で,退屈すぎて涙が出てしまう人ももしかするといるのかも,という内容なのですが,いやー,私はジーンとしました。

最近よく利用するヘルシンキ経由のJAL便にはタッチパネルしかなくてリモコンがないので,操作性の不便さからあまり,というかほとんどゲームをやりません。そのために,今回のようにヘルシンキ便だと最近はずーっと映画を見ています。映画の本数は以前よりもさらに増えているみたいで,しょっちゅう乗ってもそれなりに見られる映画がそこそこあって助かります。

おっと,なかなかタイトルの話になりませんでしたが,今回CERNに来て初めて知ったことがあります。CERNの宿泊施設は,CERNの敷地内にBuilding38, 39, 41という3つの建物に分かれています。番号が大きくなるに従って新しくなります。ただ,Building41は凄く新しいのですが,壁が凄く薄くて周囲の音が響いたり,バストイレが狭い上に構造が変で使いにくいなどの理由で,私は一番敬遠していまして,好きな順番でいうと39, 38, 41でした。人と話をした感じでは,多くの人がそう思っているようです。

今回はBuilding38になったのですが,部屋に入って,というか,エレベーターを降りて自分の部屋があるフロアに行った時点で驚きました。5階,日本風の数え方だと6階なのですが,廊下が床も壁も物凄く綺麗なのです。そして部屋に入ってさらに驚き。壁,床,机やベッドなどの什器類,そしてバス,トイレまで一切がっさいが真新しくおしゃれになっていて,私の知っているBuilding38の部屋とは完全に別物なのです。いや,あまりに綺麗でびっくりしました。

これは,Building38が古くなったので内装を全部変えたのかと思ったらさにあらず。階段を使って降りてみると,5階と4階だけが綺麗になっていて,他は以前のまま。私が以前に4階より上に泊まったことがあるかどうか覚えていないので,この上層階だけの改装が最近なのかそこそこ以前からだったのかは謎なのですが,まあ,とにかく,あまりの変わりように相当驚きました。

毎回できればここに泊まりたいところですが,フロアの指定まではできない仕組みですし,そもそも,CERNの宿舎は恒常的に混んでいて部屋を抑えるのも一苦労です。半年先とかなら別ですが,そうじゃないとウェイティングリストにすら載せられないほど混んでいて,1週間の滞在なのに1日ごとの予約を宿泊数分だけやるなどして頑張らないと,なかなか部屋を取れません。行く可能性がある場合はとにかく予約だけしておいて,もし行かなくなったらキャンセルという人が多いのでしょうね。

ちなみに,CERNの敷地の外にも,メインなサイトから歩いて20分くらいのところ,フランス側にもCERNの宿泊施設があります。というか,CERNの予約システムにも組み入れられている,外部の宿泊施設なのかもしれません。最近泊まっていませんが,昔長期に滞在したときはそっちのほうが圧倒的に安いので,かつ圧倒的にボロいのですが,泊まったことがあり,そのときは明らかにCERN関係者以外と思われる宿泊客がたくさんいました。

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