ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

滋賀からCERNへ

春の学校を終えた翌日土曜に春の学校と同じく滋賀でやった研究会に出て,さらにその翌日の日曜にはCERNに移動しました。ということで,出張続きです。

なぜCERNに来てるかというと,ATLASのcollaboration meetingと,CERNのcouncil meetingの一部に出席するためです。前者は普段通りの格好ですが,後者はスーツ。ということで,前回はずっとスーツで過ごすCERN出張でしたが,今回は基本普段着ですが,スーツと靴も持って来ました。

そんなことはさておき,collaboration meetingということでATLASの近況ですが,これまでに約8pb^{-1}のデータを収集しました。今はテクニカルストップと言って加速器は動いていないのですが,また今週の終わりから動き出します。ただし,約10日間はこれからルミノシティを上げるための調整をするので,物理データ収集の再開は来月初めになる予定です。ちなみに,これまでの低ルミノシティランではバンチの数がオーダー10で,ルミノシティは1E32程度でした。7月からは50nsバンチ間隔で走って,その後,年の後半からは25ns間隔にする予定です。

検出器側も大きなトラブルなく比較的順調に実験を行っています。IBLを新たに加えたので,IBL周りのDAQにはマイナーな問題がありますが,それでも全体としては非常に順調です。Calibration等はまだまだですが,最初の8pb^{-1}のデータからすでに標準模型粒子がたくさん見えています。EPSというヨーロッパでは重要な会議とみなされている会議が7月の後半に,そして8月にはLepton Photonという大きな会議があるので,なんとかそれに向けて結果を出せないかと議論していますが,なかなか厳しそうに見えます。どうなることかわかりませんが,もし仮に何かを出したとしても,WとかZとかを使って実験が順調に動いていることを見せる程度かなぁという気がします。

ちなみに今日のmeetingでは,Oくんがシリコンストリップ検出器関連の発表をしていました。ピクセルのほうでも日本人が活躍していますし,当然TGCは日本グループが責任をもって運転していて,日本人研究者の活躍が見られるのは嬉しいですね。

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