ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

XMASSセミナー

数日前の告知通り,今日は宇宙線研のMさんにXMASSのセミナーをやってもらいました。非常に勉強になり面白かったです。私が今まで聞いたことのあるのとは違う角度から世界の状況をレビューしてもらったのも面白かったですし,よく知らなかったXMASSのことがわかったのもよかったし,個人的には本当にセミナーに来てもらってよかったという印象です。

にしても,ダークマター見つかりませんね。というか,やっぱり不思議なのはDAMAでしょうか。あれだけ綺麗な季節変動をsystematicsで作るのは難しいと思うのですが,DAMAの示唆する領域は他の複数の実験で否定され,本当に謎です。理論屋さん的には,他の実験では見えずに,DAMAでのみ見える模型(?)を考えている人もいるそうですし,バックグラウンドで季節変動の説明をしようという試みも当然あり,非常に活発な議論がされていることは間違いなさそうです。

バックグラウンドとしては,この前の島根の研究会で,わき水の影響という疑いがあるという話をK大のMくんから聞いたばかりでしたが(わき水の出る量に季節依存性があり,水がバックグラウンドの遮蔽効果があるため結果として季節変動になっているのではないかという説。だったかな?),今日は宇宙線の季節変動による説もあるということを聞きました。地表に届く宇宙線の量に季節変動があるため,宇宙線による核破砕起源のバックグラウンドの量に変動を与えているのではないかという説もあるのだそうです。

地表に降り注ぐ宇宙線,特にミューオンは,地球の外からやってくる第1次宇宙線が大気中の原子と反応して生成されたパイオン等の崩壊によるものが多いのですが,夏は暑いので大気の密度が下がりミューオンに対する遮蔽効果が下がるので地表に届く量が増えるのだとか。冬はその逆。いやー,知りませんでした。知らないついでに今ちょっと調べてみたら,そういう季節変動をMINOS(?)で観測しているんですね。他の地下実験でも観測してるのかもしれませんが,そんなこと考えたこともなかったので,言われてみれば当たり前かもしれませんが,へーっ,となりました。

あ,話逸れましたが,セミナー面白かったという話でした。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<テレスコープ進捗 | HOME | 入試の試験問題の難易度>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |