ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

入試の試験問題の難易度

昨日は委員会があってKEKへ行ってました。委員会のあとにATLAS関連の打ち合わせをしたのでそのままつくばで一泊。今朝つくばを発ち,先ほど大学に戻って来ました。一昨日と昨日がセンター試験だったので,昨日の移動の途中,つくばでは受験生と思われる集団に遭遇しました。

そのセンター試験では,数学(?)の問題が難しかったというような記事をウェブで見かけました。この手の記事,というか,受験生がどの科目が難しかったとか易しかったとか言うのを聞くたびにいつも思うのですが,同じ条件で試験を受けていれば難易度を気にする必要はないのに,ということです。難しいのであれば平均点が下がりますし,自動的に合格の最低点が下がります。易しければその逆です。問題の難易度に一喜一憂する必要ないのに,なんで難しかったことを嘆きたくなるのか,その心情は今も受験生だった当時も理解できません。

自分が受験生だったときの感想を言うと,平均点は低い問題のほうがよいと思っていました。得意な科目であれば差をつけるチャンスだし,苦手な科目ならそれこそ平均点が0点に近ければ近いほど差がつきませんからラッキー。つまりどう転んでも平均点の低い問題のほうがいいなぁ,と勝手に思ってました。逆に平均点が高いということは,みんながデキてるわけですから,つまらないミスが全体の得点の差を作る原因になってしまいます。実力ではなくより運に左右される気がして平均点の高い問題は嫌でした。

なので,自分が受験生だったときには平均点の低い問題,難易度の高い問題のほうが嬉しかったのですが,試験制度として考えると,全員が同じ科目を受けない場合に不公平が生じてしまいます。学部でも学科でもなんでもいいですが,受験者全員が同じ科目を受けることにすれば問題が難しかろうが簡単であろうが話は簡単,公平なのでよいと思うのですが,そうなっていない場合もたまにありますよね。たとえば自分は物理が得意なのでセンター試験の理科は物理をやった,でも物理の平均点が化学や生物に比べて低いとしたら頭にきますよね。

だから,全員に同じ科目を課せればよいのですが,そうはなってないところに入試制度の難しいところがあります。受験生には色々な機会を与えろ,みたいな変な力が働き,平均点が同じになる問題なんて前もって作れないことは誰もがわかっているのに(ある程度はそろえられたとしても,平均と分散が同じにすることなんてできっこありません)全員が同じ科目で受験ということになりません。

入試に関しては大学教員の中で最も口外してはならない領域なのであまり色々なこと書けませんが,変な仕組みです。

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