ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

出張2発

先週の金曜は浜松ホトニクスへ,昨日はKEKへ行ってました。どちらも急に決まった出張,というか浜ホトの方は私が忘れていたということもあるのですが,でした。特に後者は,デバッグ中のSVX4テレスコープの作業が暗礁に乗り上げてしまい,藁にもすがる思いでFPGA/firmwareの教祖様を急遽尋ねることにしました。

その問題というのは,現象的にはfirmwareがリセットされていない,タイミング調整が甘い,この2点に尽きる(と私には見える)のですが,なにせfirmwareに関しては素人なのでコーディングについてアドバイスをすることができません。ソフトウェア開発でもよくありますが,文法的には正しくても思った通りに動かないというパターンで,少し経験を積むと教祖の言う「作法」としてそういう間違いを起こさなくなるのですが,なにしろ開発しているのは頑張っていはいますが経験の浅い学生たちなので,作法を知らないが故に抜け出せない沼にハマっている感じです。

そこで,こういうときは作法を知ってる人間に聞くのが一番,ということで,忙しい中時間を作ってもらいUさんと話をしました。で,面白かったのは,Uさんの見立てもまあ当然なのですが,リセットとタイミングが問題。でも私のコメントとは重みが違います。私が学生にそう言っても「リセットしてるはずです」と返されますが,Uさんに言われるとそうは返せません。実際にUさんは軽くコードを眺めてくれて,すぐに問題点を幾つか指摘してくれました。その後修正作業がどうなったのかまだ私は聞いていませんが,短時間でもUさんのところに行った甲斐がありました。

ちなみに,firmwareに限らず,ソフトウェア,ハードウェア,なんでも一緒ですが,デバッグする時の最大の敵が「〜してるはず」という思い込みです。思ったように動かないってことは,何かをしてるはずと思っても実際にはしてないということなのですが,考えの死角に入ってしまい,確認してると思ったことが実は確認になっていなくてデバッグに手間取るということがよくあります。ここら辺は経験を積むと,思い込みを減らせるというか,実際には,思い込みがないかどうかを確認していく手順を自分なりに確立できてくるのですが,最初のうちは「〜してるはず」の連続ですね。

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