ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

バイパスという概念

毎朝の通勤時に,ウンザリというか,ガッカリというか,正確な表現が難しいのですが,残念な感じを受けていることがあります。初めに書きますが,あまりに些細なことなのでどうでもいいと言えばどうでもいいことなのですが,って,このブログに書いてある全てのことがどうでもいいことばかりですが,今朝もそれを強く感じました。

まずは下の地図を見て下さい。阪大豊中キャンパスの最寄り駅は大阪モノレール柴原駅で,私も毎日この駅から歩いて理学部まで来ています。その道筋は青線で記したAです。
campusmap
阪大の1限は8:50から始まるので,8:30前後に柴原に着く電車に乗ると駅からキャンパスへ通じる道は学生で溢れかえります。主に1限から授業があるのは低学年の一般教養(という呼び方は今はしないのですが)の授業で,彼らは地図上の12番あたりへ向かって歩きます。その道筋はピンクで示したBです。Bは12まで届いていませんが,線が切れた先は彼らがどう歩いているのか私にはわからないので,途中までしか線は描いてありません。

驚きなのは,モノレールの乗客全てではないかと思える大勢の学生が誰一人経路Aを通らないのです。毎朝。Aは中環に沿った歩道なので幅は広いのですが,Bは学内のパスなのでAに比べると幅が狭く,毎朝歩行者の交通渋滞が起こっています。なのに,Aを通る学生がだーれもいないのです。いや,Aをそのまま通ると理学部に来てしまいますから,言いたいのはAの中環沿い部分をなぜ歩かないのか?ということです。

私はAを歩いていますから,Bで詰まっている人たちを自然に追い越してキャンパス内に入ります。そもそも距離が短いので大した差にはならないのですが,それにしても,異常な光景です。混雑してる街中に100台とかそういうオーダーの車がつっこみ,バイパスを誰一人通らないっていうのは,相当不思議です。しかも,そういう学生たちが急いでいないならまだわかるのですが,傍若無人に人にぶつかりつつ前を急ごうとするヤツも結構いるのです。そこまで急いでいるなら,私なら柴原駅から中環沿いをまっすぐ正門まで行きそこを右折して,12番へ向かいます。

何がガッカリって,彼らは自分の脳味噌でもはや何も考えられないということです。アジの群れと一緒というのが非常に恐ろしいです。何かタスクが目の前にあるとき,そのタスクを処理する最善の方法が何かということを一瞬たりとも考えたりしないのでしょうね。興味のないことだから考えないというのは自然の摂理ではあるのですが,それにしても,目の前に処理すべき案件があったら一瞬は反射的にどうすべきか考えるのが普通だと私なんかは思ってしまうのですが,検索世代はそうではないようです。

あたり触りのない一例を挙げましたが,授業や研究をやっていても,自分なりにまず何か考えるという反射神経を持っていない人が増えているのはあらゆる教員が感じていることだと思います。真面目に考えるとこれって以上に恐ろしいことで,毎朝,その恐ろしさを確認しています。このままだと,世の中の人の常識や意識ははグーグルに洗脳されていってしまいます。

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