ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

CsI磨き

4年生の卒業研究のためにCsIを準備していることは数日前のエントリーで書きました。今日はその後の進捗(?)状況です。

元々付いていたピンフォトを無理矢理剥がして使えるかどうかみてみたところ,見た目結晶にダメージはなくそのまま使えそうという感触を得ました。ただ実際には,CsIとピンフォトの間にアクリル(ルーサイト?)らしきものがあることが判明。そのアクリルはCsIに接着してあり,ピンフォトを剥がした際にピンフォト側で剥がれる場合と,CsI側で剥がれる場合がありました。ピンフォトとアクリルが離れた場合は,アクリルの表面は比較的傷がなくそのまま使っても大丈夫な感じなのですが,CsIとアクリルが離れた場合は,CsIに多少傷が付いてしまいました。とはいえ,その傷も大したものではないのでそのまま使っても大丈夫かもしれないのですが,もし自分たちで磨けるものなら磨いてみようと考え,本番用のCsI結晶ではなく,KOTOグループが持っていたCsI結晶を小さく切り出したものを試しに研磨してみました。

4年生が使うのはTlドープされたもの,KOTOグループのものは純粋CsIなのですが,まあ,研磨の練習ならそんなに違いはないだろうと勝手に判断して,小さな純粋CsI結晶をまずは紙ヤスリで磨いてみました。一番身近なシンチレータであるプラスチックシンチレータの場合,紙ヤスリの目を段々細かくして,最後にプラピカルという研磨剤を使って磨くと,その名の通りツルツルピカピカになるのですが,CsIではそうはいきませんでした。紙ヤスリでいくら磨いてもツルツルな透明感が出てきませんし,プラピカルには水分がおもいっきり含まれているのか,プルピカルで磨くと磨いた直後はまだしも,すぐに曇ってきてしまいます。

CsIの場合は,自分たちで切ったり,磨いたりという話を聞いたことがあまりなかったので,難しいであろうことは想像していたのですが,その予想通り,プラスチックのようには上手くいきません。紙ヤスリの細かいのと水を併用というのはまだ試していませんが,なにせCsIですから,流石に水を使うのは無茶だと思うので,水ではなく油あるいは100%アルコールとかだったらどうかと今は考えています。

というように,好奇心から色々とやってみていますが,実際の使用上,どれくらいピカピカになっていないと問題があるのかは当然わかっていません。見た目結構曇っているようでも,紫外領域では光量の変化はそれほどないという話も聞いているので,もし自分たちで上手く磨けない場合は,最悪実機では何もしないでCsIにPMTを接着してしまうのも有力なオプションかもしれません。

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