ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

大学の公開講座

まだだいぶ先ですが,大学の公開講座を担当することになりました。と言っても,1回90分の話をするだけなので,一般講演みたいなものなのですが,もし近隣にお住まいの方で興味のある方は申し込んでみてください。ただし,私たちがやってるアウトリーチと違って公開「講座」と銘打っているので,どうも有料のようです。そこは残念ですが,私にはどうにもできない部分なのでお許しください。

この講座は全部で7回×2で全部で14回の講義からなっていて,毎回違う講師がオムニバス形式で話をします。でも,予想つくかもしれませんが,この手の講座って理系のバリバリの研究というのは少なくて,なんとなく健康に関連があるようなないような話か,地震とかゲリラ豪雨とかのように世間一般で話題になっているネタとか,そういうものばっかりです。私が話をするのもヒッグスが話題になったからでしょうから,そういう意味ではまあ同じなのですが,それにしても,素粒子のように知識を積み上げなければならないタイプの学問と,横に広く人がやっていないことをやるという学問の話を同じ時間でしなければならないというのは,毎回言ってる不満ですが,本当にツライです。去年も素粒子というか原子核関連の話はあったようですが,それは,原子核実験の施設の歴史がメインの話だったようです。

いや,自分でアウトリーチをやるときは別に気になりませんが,こうやって並べられると,自分のおかれた環境の不遇さを意識してしまいます。極論他の人はいきなり本題に入ることも可能だったりします。もちろん,本題に興味を持ってもらうための前フリなどがあるわけですが,使う言葉は,日常生活で使う言葉とそれほど変わりませんし,使う概念も日常生活で多くの人が取得している概念です。しかも,そもそも(多くの人が嫌いな)数式がなかったりします。それに対して,たとえば,素粒子物理学っていうのはつまるところラグランジアンを決めたいんだと説明したいわけですが,ラグランジアンが何かをちゃんと説明してその概念を理解してもらおうと思ったらそれだけで一大事です。

こういう違いがあるのに同じ時間ですから,どうしたって,本当に伝えたい,面白いと思える内容の量に差がついてしまいます。ってなことを考え始めてしまうと,自分たちでやるアウトリーチでは感じることのない不満を持ってしまいます。そうは言っても,不満を言ってても何も良いことはありませんから,前回の高校生相手で時間調整に失敗したことを教訓に,本番ではせっかく足を運んでくださる方々を少しでも楽しませることができるよう準備しなければと思っています。

今調べると私の話は,11月12日(水)でした。平日ですが,夕方からで18時半開始です。場所は中之島にある大阪大学の施設です。興味のある方は大学のウェブサイトあたりから申し込んでみてください。

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