ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

湯川記念室

阪大には湯川記念室という部門(?)があります。由来は難しいので興味のある方にはググってもらうとして,まあザックリというと,湯川秀樹の功績を記念して講演会等を開催しています。ここ10年くらいで最も大きな活動は,毎年秋に6週間連続で土曜日にやっている高校生向けのレクチャーシリーズ(Saturday Afternoon Physics)です。私もたびたびそこで講演等をしているので,このブログでも何度か取り上げています。

どんな部署にもその部署を運営する委員会というものが存在しますが,湯川記念室にも委員会があり,実は私もその委員だったりします。今朝はその委員会があり出席したのですが,どの委員会でも同じ議論で,もっぱら予算が削られたこと,どうやって予算をさらに減らされないようにするか,減らされた予算でどうやって毎年行っていることをやり繰りするのか,という議論でした。普通の企業だったらお金の話ばかりするのが普通だと叱られそうですが,出席するどの委員会でも予算が削られて困ったという話ばかりでなんだか疲れます。

それはさておき,その委員会で配られた資料やら口頭の説明で知ったのですが,湯川秀樹って博士の学位は阪大なんですね。学部を卒業した後,京大の講師を短期間やってその後阪大の講師になり,阪大の講師だったときに有名な中間子論の論文を書いたというのはわりと有名な話なので知っていましたが,その講師時代に阪大で学位を取ったということは知りませんでした。ただ,私みたいなダメダメ委員は別としてそういう経緯を知ってる人はいくらでもいるのですが,湯川が提出した学位論文そのものも図書館にあるということは知られていなかったそうで,最近,図書館で他の人の学位論文と一緒に湯川の博士論文も並んでいるのを見つけたのだそうです。ある意味正しいのですが,ある意味驚きで,見つけた学位論文は今度はどこか別のところに丁寧に(?)保存されています。

そういえば,湯川がコロンビア大学にいたときに使っていた黒板が私たちのいる建物の7階に移設されました。素論のHさんたちが尽力して実現したのですが,湯川の論文と違ってどこかで鍵でもかかるようなところに保存されているわけではなく,誰でも行けるところにあり普通に使えるので,阪大関係者の方は一度眺めてみてもいいかもしれません。

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