ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

不正色々

数日前に研究費の不正使用防止のため案内(?)が事務から送られてきました。内容を一言で言うと不正使用をやめましょうという当たり前のことなのですが,具体的な不正例が書いてあって,その不正の巧妙さというか,悪意というかに驚かされました。

一つの例は,私たちの大学(研究科?)では鉄道を使った泊まりがけの出張の際は,ホテルの領収書か移動に使った鉄道の切符(無効印を押してもらったもの)が必要になります。このORを悪用して,一人しか出張してないのに,かたやホテルの領収書,かたや新幹線の切符を提出して二人出張したことにして旅費を2倍にしたのだそうです。凄い。。

もう一つの例は,飛行機を使った場合は実費支給になることを利用しています。高額のチケットを買いその領収書を大学に提出。実際には,そのチケットを払い戻してもっと安いチケットを買い直し,その差額を手に入れるという方法です。飛行機を使った場合,実費支給なので,本当に飛行機に乗ったことを示すために飛行機に乗る時のチケット(半券)を大学に提出しなければなりません。ですが,この方法だと半券も手に入るというわけです。これまた驚きです。

これだけ悪意に満ちたカラ出張をやられたら大学側としては出張を証明するための書類やら手続きをより厳しくせざるを得ないと思うんですよね。その不正による損失と,その不正を防止するために出張してる人間と事務の人の時間コストを秤にかけると,きっとそこまで悪意に満ちた不正をする人は多くないでしょうから,そこまで手続きを厳しくしない方がコスト的には合理的なのだと思いますが,マスコミのターゲットとしては不正防止策を打ち出してますという姿勢を見せないとならないでしょうから,厳しくしたい気持ちがわかります。って,甘っちょろいことを言ってますが,そういう悪意ある不正をする人,あるいはその不正で失った研究費ってどれくらいなんでしょうね。清貧な(?)素粒子業界と違って実はそういうことって結構あるんですかね。

この話を書いていて思い出しましたが,貧乏な素粒子物理屋は研究会などで話をしても当然謝金なんて貰えません。外部の主催で講演会などに行った場合は謝金をもらえることが多いですが,理論,実験に限らず研究者同士の研究会に呼ばれても謝金なんてありえません。下手すると主催者側の予算がもうないので,話をする人間が自分で旅費を工面するなんていうこともあります。ところがこれが,別分野だと,研究者同士の研究会に呼ばれて話をした場合謝金を貰えるのが普通だったりするそうです。具体例まで知ってはいますが,そこは濁すとして,流石にそれってどうなのと思ってしまいます。

追記:
一番言いたいことを書くのを忘れました。悪意ある不正をする人のおかげで,そうでなはない大多数(と信じたい)の出張手続きが煩雑になるのは,出張する側,事務側ともに大迷惑な話で,むっちゃ頭にくるということを書こうと思って今日のエントリーを書き始めたのでした。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<湯川記念室 | HOME | 新学期,新メンバー>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |