ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

オリンピック雑感

オリンピックが閉幕しました。ほとんどテレビを見ない私も,ハイライトを少しニュースで見たり,ウェブで結果をチェックしたりしました。そこで思ったことが2つあります。

1つは,フィギュアスケートの採点についてです。毎回毎回採点競技では採点がおかしかったとかいう話題が出ます。基準はあると言っても結局は人間の主観で採点してますから,不公平ではないかという採点が毎回毎回あっても不思議ではありません。私が不思議だと思ったのは,採点競技は人間が採点するからという理由でクレームがつきますが,時間を計測する競技ではクレームってあんまり聞いたことがありません。同時に用意ドンでスタートして,誰が最初にゴールをしたかを競っているのであれば,まあ,皆が見てるのでそういうクレームはつきにくいかと思うのですが,真に計測だけが頼りの競技ってありますよね。スキーのアルペン競技やボブスレーにリージュ,それからスピードスケートも一緒に滑ってる人以外だと計測だけが頼りです。でも,その測定精度については誰も疑問を挟みません。機械が計っているからという理由で測定結果に疑いを持たないのだと思いますが,主観を持たない測定機器にも測定誤差はあります。そこら辺は誰も疑わないのか,それともそういう誤差は恣意的ではないので,単にラッキーあるいはアンラッキーと考えて割り切るのか。私には疑わない理由がわからないのですが,とにかく,誤差の評価なしの測定結果を誰も疑わないのだなぁ,と変な感慨があります。

時計自身についてはきっと物凄い高精度だと思うのですが,それ以外の部分にはそれなりのjitterがあったりしないのですかね。って,どういう仕組みで計測してるのか知らないので,その大きさについて全く予想がつかないのですが,もし真剣に競技してたら気になる部分ではないかと思うのですが,そこら辺選手たちはどう思ってるんでしょうね。たとえば,陸上の短距離だとスタートの時にスターティングブロックにかかる力がスタートから何秒以内だったらフライングという風に判断していますが,スピードスケートだとそういう仕組みがあるようには見えません。それから,スキーのアルペン競技だとスタートが機械式のゲートのように見えるのですが,機械部分にはそれなりのjitterがありそうに見えます。その他,測定の安定性(=時間変化)は大丈夫なのかとか,温度依存性はないのかとか,まあないんでしょうけど,真剣にやってたとしたら気になる点が結構あります。

それからもう一つは,今回のオリンピックでの日本のメダル獲得数は国内開催だった長野を除いて過去最大だったというコメントをニュースでよく見かけました。が,冬季オリンピックって競技数が激増してるじゃないですか。ちょっと調べてみたのですが(数字はそれほど正確ではないです),今回の競技数は98です。で,私がオリンピックを最も熱心に見ていたのが80年半ばで,そのときの競技数は39です。2.5倍という物凄い増加なんですね。ほぼ単調増加です。なので,日本の競技力に変化がなければ毎回過去最多のメダル獲得数になるはずです。それをことさら今回の日本のメダル獲得数最多みたいに強調するのは,なんというか,典型的な数字のマジックで,情報操作甚だしいです。ちゃんとノーマライズして数字を比較してほしいもんです。って,実はノーマライズしても今回はメダル獲得数多かったんですかね。

と,書いてて気になったので今調べました。メダル総数に対するシェアというのを載せてるサイトがありました。それによると,シェア最大は例外扱いされてる長野で4.90%。以下,アルベールビル4.09%,札幌2.86%,リレハンメル2.73%,そしてソチが2.72%と続いているようです。確かに多いと言えば多いのですね。とは言え,日本人がメダルを獲得した冬季オリンピックは12回しかなくて,そのうちの5番ですから,それをことさら多いと強調するのはやっぱなんか違うような気がします。

とまあ,ぐだぐた書いていますが,スポーツ好きなのでそれなりに楽しみました。個人的には女子のスキージャンプで物凄い強い選手が4位に終わってしまったのが残念でした。非常に真面目そうな女の子だったので,プレッシャーを感じてしまったんですかね。競技の後は見てて可哀相でした。まだ若いので今回の結果でめげずに,また頑張ってほしいもんです。

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