ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

4年生ポジトロニウム発表

先週の修論発表会に引き続き,今日は4年生の卒業研究発表会がありました。

何度かこのブログでも取り上げたように,私たちの研究室の4年生はポジトロニウムの寿命測定を行いました。指導すべき立場の私が役立たずでほとんど何も指導していないにもかかわらず,3人が力を合わせて本当によく頑張り,大気中の寿命らしきものをそれなりに求めることができました。しかし,この結論に至るまでに様々な紆余曲折があり,実験方法も何度か別の方法を試しました。ポジトロニウムの元になる陽電子がトリガーカウンターで全部対消滅してしまうので,Na線源が陽電子を出す際にほぼ同時に出すγ線でトリガーをかけようと試みたり,レートが高くてさちってしまうNaI+PMTの配置を色々工夫したり,謎のノイズ源(イスではありません,念のため)の原因を追求したり(ADCから出ているというのが結果でした),その他様々な問題を自分たちで解決してやっと今日見せた結果に到達しました。その頑張りと,創意工夫は,正直,他のグループの研究内容を圧倒していました。

発表も非常によく纏まっていて,発表会に出ていた教員も今回の結果についてはみな興味津々でした。発表会の後の教員だけのクローズドセッションでも,ポジトロニウムの寿命測定についてのコメントを幾つかもらったほどです。

4月からこの3人が修士の学生として研究室に残ってくれるのは頼もしい限りですし,また,楽しみです。

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