ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ノイズ源となるイス

私たちのグループでは,シリコン検出器用の新型ICの信号読み出しをやっているという話を何度も書いていますが,その研究過程で驚愕の事実が見つかりました。このブログで何度も登場しているHくん,そしてM1のAくんの2人からの報告によると,ある特定のイスがデータ収集システムにノイズを与えているというのです。しかも特別の個体がノイズを発生させるのではなく,同じタイプのイスは全てノイズ源となるというのです。

キッチリと仕事をするHくんは以前から謎のノイズに悩まされていました。何が原因なのかを系統立てて調査し,特定の電源コンセントが原因ではないかと一旦は結論づけました。ところが,最近になって誰かが動くとノイズが乗るという謎な現象を見つけ,その謎の解明に取り組んでいました。そして見つけたのが上記の事実で,誰かが動くとノイズが乗るのではなく,誰かがそのイスに座るなどイスを動かすとノイズが乗るということを突きとめました。さらに,特定の電源コンセントがノイズ源だったというのも間違いで,実はその電源コンセント近くにあったノイズ源のイスが問題だったっぽいということもわかってきました。

しかし,本当に驚きです。その問題のイスは何の変哲もないどこにでもあるようなオフィス用のイスで,電気に関係する装備は何も付いていません。動くとノイズが発生するということだったので,車輪が転がると電磁波でも作るのかとまずは思ったのですが,Hくんたちの調査によると車輪が転がらなくてもイスが並行移動しただけでノイズが乗るし,イスに腰掛けただけでもノイズが乗るというのです。

あまりの不思議さに,今日はKEK出張で何もできなかったのですが,明日以降自分でも色々と調べたくてうずうずしています。こんな面白い現象が見つかるのがわかっていれば,それで学会発表でもしたかったです。「イスによるノイズ生成」というようなタイトルで。いや,他にもチャンスはあります。今日のKEK出張でこの話をT大でT2KをやってるYくんと理論のHくんに話したら大ウケで,高エネルギーニュースの記事にするというナイスなアイデアを貰いました。

冗談ともかく,本当に不思議で面白い現象です。何が原因なのか探るのが楽しみです。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<ノイズ続報 | HOME | バナナで釘が打てる寒さ>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |