ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

首都大にて集中講義

昨日今日そして明日の3日間,集中講義のため首都大に来ています。昨日は私の不手際があってだいぶ慌てましたが,予定していた通りの内容をとりあえずこなすことができました。全体のイントロダクションと,ゲージ対称性を中心にGWS模型のヒッグス機構を除く部分を紹介,そして,ハドロンコライダー実験のイントロダクションまでをやりました。今日はハドロンコライダー実験の残りと検出器や測定技術の話を,明後日はヒッグスを中心にしてプラス超対称性の話をする予定です。

ゲージ対称性は,私自身がその美しさというか不思議さに魅了されているので,なんとかその凄さを伝えようと試みたのですが,学生さんたちの反応を見るとその試みが成功したかどうか微妙なところでした。わかってくれた(と勝手にこっちで思っている)人もいるようなのですが,修士課程の学生さんには少し厳しかったようです。一方で,加速器の話のさわりについては,反応がよかったです。

講義中にも言いましたが,実験系の学生は数式が出て来た瞬間に拒絶反応の出てしまう人がいるんですね。特に縮約の入った式が出てくるとその傾向が顕著です。そこで,伝えたいメッセージは数式を扱うことではなく物理的な意味なので,極論としては,たとえば一般向け公開のように数式なしで攻めるという方法もあるのかもしれません。伝えたいメッセージまで拒絶反応起こされては困りますから。でも,物理学を専攻している大学院の学生相手ですから,きちんと数式を追って,数学的に得られる帰結が物理法則として自然の性質を描いている,というその驚きやら凄さも味わって欲しいんですね。理論的な部分の説明ではどういう匙加減で説明をすればいいのか,なかなか難しいものがあります。

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