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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

脱力

毎週金曜の午後は、工学部1年生相手の実験の授業。(先週と)今週は私の担当実験が無い週でしたので、提出されたレポートの採点を延々とやっていました。で、その採点を終えての感想がタイトルの脱力。まさにこの一言です。

1クラス30人分を読むとなるとそれだけでも結構時間がかかって、実際、今日の午後は丸々潰れたわけですが…、30人のレポートのうち約25人分は完璧といっていいほど同じレポート。読むだけ損した気分です。考察まで完全に一緒とは。学生が誰かのレポートを真似するのはある意味周知の事実なわけですが、それにしても表現も変えず、そのまま写すというのは理解不能です。私だったらそんなコピー機みたいな作業、やれと言われてもやりたくありません。しかもお茶目な(おっちょこちょいな)学生は、元のレポートのフォトコピーの一部まで間違ってレポートに紛れ込んでいて…本当に脱力でした。

実験の授業というのはオリンピックみたいなもので、参加する事に意義があります。毎回出席して、毎回レポートを提出さえしていれば、内容がいかに悪くとも単位を落とす事はありません。写経みたいな苦痛な作業をする必要なんてないんですよ。幼稚な内容の考察でも全く問題ありません。授業中もそう言っているのですが。変な方向に真面目なんですかね。

あと最近は模範レポートなるものがウェブ上に出まわっています。たぶん、今回のレポートのほとんどはそれを写したのではないかと思います。が、世間に出まわっている"模範"レポートって全然模範的ではありません。考察とか色々書いてあるのですが、踏み込みが非常に甘く、素人丸出しのレポートなのです。学生がそういうものを目にするのを防げないとしたら、真の模範レポートが世間に出まわって欲しいものです。


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この記事のコメント

日本の大学も欧米並みになるといいですが。入るのは大変だけど出るのは簡単、ではあまり意味がないかと。。。大学でもっといろんなことを考えてほしいものです。

その分、教員の方々ももっと授業の準備に時間をかけなきゃいけませんが。
2008-12-13 Sat 02:18 | URL | どこぞのおっちゃん [ 編集]
大学の現場の状況が世間では全く知られていないということがわかり、大変参考になります。

研究者の日常、という側面でこのブログを書いており、敢えて大学教員の日常は描写していません。そういう情報も発信していかないとならないのかもしれませんね。

2008-12-15 Mon 21:02 | URL | ExtraDimension [ 編集]

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