ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

FPGA講習会終わる

昨日と今日の2日間,FPGA講習会というものを開催しました。高エネルギー業界の教祖Uさんを講師として招き,去年に引き続き2回目の講習会でした。

FPGAというのは...と,自分がそもそもわかっていないので一言で説明するのはなかなか難しいのですが,自由に書き換え可能なデジタル回路を実現するIC(と呼んでいいのか?)です。たとえば,AとBを入力としてAかつBのときにCに出力するというAND回路を作りたいとします。あるいはAまたBに入力があったらCに出力したいとします。等々,色々な回路を自由に構築できるのがFPGAの特徴です。今は非常に単純な例をあげましたが,それらの組み合わせで実に様々な回路を実現することができます。

高エネルギー物理業界では,検出器の信号読み出しやらトリガーやら様々な場面で電子回路を自作する必要に迫られます。その際に今まではNIM規格あるいはCAMAC規格と呼ばれるバス規格を持った大きな筐体+その筐体に入れて使う電子回路モジュールの組み合わせをよく使っていました。しかし,集積度やデータ処理速度の面からそういう装置を実際の実験で使うことは少なくなり,NIMやCAMACはもっぱら教育用として使われるようになってきました。その一方で,実験に応じてFPGAを使った信号読み出し回路を構築するのが最近の主流となりつつあります。

このブログでもたまに紹介していますが,私たちのグループの修士課程の学生のほとんどが同様のシステムを使い検出器からの信号を読み出すための電子回路基板を開発したり,データ収集システムを構築しています。というわけで,教祖のUさんには非常にお世話になっており,その布教活動の一環として(?)去年と今年の2回,大阪でFPGA講習会というものを開催しました。布教活動の手伝いというのは冗談ですが,非常にニーズの高い技術なので高エネルギー物理業界だけでなく近隣分野でも興味を持ってる人が多く,それならばということで開催しています。

その講習会が今さっき終わり,一息ついてるところです。Uさん,それから講師サポート役のH,Iくんお疲れさまでした。

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