ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ラザフォード実験準備

ラザフォード散乱実験の準備でテンパッています。

と言っても,実際に準備に忙しいわけではなく,明日から初めて担当する3年生実験の説明の準備に追われています。ラザフォード実験というのは,原子が中心に原子核その周りに電子が回っているという構造を持っていることを確かめた有名な実験で,よくやるのは,α線源を使ってα線を金箔に入射,その散乱角度を測るというものです。当時は,トムソンの提案(プラスの電荷が原子全体に広がっていて,マイナスの電荷がその中に離散的にあるというもの。ぶどうパンなんかに喩えられます。)が正しいのかどうかわかっておらず,長岡半太郎が土星モデル(中心にプラスの電荷,その周りを土星の環のようにマイナスの電荷が囲んでいる)なんかを提唱していた時代で,その論争に終止符を打ったのがラザフォードでした。

さて,そのラザフォード実験ですが,今回のテーマは実験そのものよりも収集したデータをどうやって解析するのか,という部分が主眼になっています。つまり,コンピュータを使ったプログラミングに学生は多くの時間を割くことになりそうなのですが,コンピュータを使ったことのない学生にはコンピュータを使うことが障壁となることがありますので,そこが少々心配です。中身が素粒子原子核実験実践版数値計算みたいになってしまうので,コンピュータだけでなく物理の方にも興味が向くようにアイデアを絞っているのですが,なかなかに難しいです。

そんなこと言っても,明日はすぐにやって来るので,さっさと準備を終わらせなければなりません。あともう一踏ん張りです。

大学 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<親の責任 | HOME | 台風と出張>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |