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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

私たちのグループでやってること。その4

ちょっと間が空きましたが、私たちのグループで私以外のやっていることの紹介、の続きです。現在、自分以外に4人のメンバーがいるので、今回がこのミニ連載ものの最終回です。

今までのメンバーは学生でしたが、今回紹介するUさんはアメリカの某大学で博士号を取得し、去年の冬から私たちのグループで研究活動を行う研究員です。れっきとした日本人ですが、アメリカの大学で学んだくらいなので、私よりずっと流暢な英語を話します。ステレオタイプな研究者のイメージに非常に近く、ある意味、私たちのグループで(というか、この業界の中でも)最も研究者っぽい存在です。まあ、本人はそうは思っていないでしょうが…。

そんな彼女が今最も多くの時間を割いている(と思われる)のが、何度か登場したbジェット同定関連の仕事です。一言で言うと、bジェット同定関連のソフトウェアの整備とテストを任されています。その傍ら、SUSYが存在した場合のヒッグス粒子の探索可能性をシミュレーションを使って調べています。ヒッグス粒子というのは色々な生成のしかた、崩壊のしかたがあるのですが、ある特定の生成・崩壊過程を使うとどれくらいのデータ量でヒッグスを見つけることができるか等を調べています。が、私のミスもあって、当初の思惑ほど探索感度がなく、今後の方針を今模索中です。

学生ではないので、相談には乗るけど、なるべく本人の自由意志で物事を決めてもらいたいと思っているのですが、じっと見守っているだけというのはなかなか難しいもので、アドバイスしたくなるのを抑えるのが難しかったりします。逆にあらぬ方向へ進まないようにある程度は方向づけするも自分の役割だと思っているので、アドバイスする量の匙加減は難しいものだと実感しています。

ちなみに彼女は年間の半分近くをCERNに滞在して研究活動を行っています。来年度からは博士課程の学生もなるべく多くCERNに滞在できるよう、滞在費用の工面に腐心する毎日です。


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