ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

学会雑感

大学に戻って来ました。

学会では特に印象に残った話というのはありませんでしたが,全体を通して,SUSYをやってる現象論の人達は,fine tuningを小さくするのはもう諦めてSUSYのスケールが1TeVよりも重かったとしたらどうなるのか,ということを考え始めているのだなということを感じました。ま,それはある意味自然ですよね,思ってたところにSUSYが見つからないのですから,SUSYで頑張ろうとしたらその方向に行くしかありません。いや,別の方向もあるのかもしれませんが,私なんかには全く見当がつきません。

宇宙線関係では,AMS02が陽電子過剰の結果をすでに出していたということを私は知らなかったので,それに関する講演はそれなりに興味を持って聞きました。PAMELAのexcessをほぼ再現しているのですね。しかし,反陽子のexcessはないみたいで(まだ発表してないのか,単に私が聞き逃してしまったのかはわかりませんが),ダークマターと解釈するのはやはり難しいようです。普通は(?)パルサーと考えるのが自然らしいですが,「そんな普通に考えるのではなく,無理してダークマターだと解釈できる理論を捻り出してくれ」みたいなコメントをしてらっしゃる方もいました。でもそういうコメントが出るくらいですから,やっぱりダークマターとして上手くいく理論を作るのは難しいのでしょうね。

講演全体を通して気になったのは,わからせようという気のない講演があまりにもたくさんあったことです。その研究グループの人でなければ絶対にわからないような説明をして,質疑応答も研究グループ内の人しか口出しできないような講演が多々あり閉口しました。マイクが入ってなくて声が聞こえないときはそれを指摘するようなタイプの人でも,あまりにも講演者のやる気を感じられなくて,声が聞こえないという指摘すらする気にならなかったと言ってたくらいのセッションもありました。スタッフでもそういう講演をする人はいて,もうそういう人達に対しては手遅れなのですが,学生に対しては指導教員がちゃんと指導してあげて欲しいものです。いい仕事をしているんだろうなということがわかる学生もいるのですが,いかんせん内容が全くわからないということがあって,本当に勿体ないです。

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