ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

健康診断に放射線講習

今週は落ち着かない週だということを昨日書きましたが,普段はないイベントがまだまだ続いています。

昨日は大学の健康診断がありました。先週ストックホルムでかかった風邪がまだ抜け切っていなくて,正常からはかなりかけ離れた状態なので,血液検査あたりできっと異常値が出るに違いありません。というか,もし異常が出なかったら血液検査の精度を疑ってしまいます。

色々な検査があるのですが,血圧測定は笑ってしまいました。というのも,最初に測定したら大学だか日本の医療機関が定めている正常値よりも少しだけ高血圧になったところ,もう一回測ってみましょうと言うんですね。私はそんなの気にしないからそのままでいいと言ったのですが,そんなこと言わずにもう一回測りましょうと言われて無理矢理2度目の測定をされてしまいました。で,その値が,正常値の範囲内に戻ったところで測定終了。いやー,大笑いです。私たちの世界だったら,質量Xという特定の値を選ぶ事象選択をしたようなものです。こういう事象選択をすれば,バックグラウンドからも質量ピークを作れます。新粒子がじゃんじゃん見つかって素晴らしいです。

そして今日は,放射線の取り扱いに関する安全講習を受けました。何度も豊中キャンパスで講習はあったのですが,残念なことに,その全ての日に私は出張をしていたため講習を受けることができずにいました。そこで,もう腹をくくって,面倒ですが吹田キャンパスまで講習を受けに行ってきました。

例年,1時間は法令に関するつまらない話。そしてもう1時間は,放射線が人体に与える影響というような放射線医学関連の講義となっています。今回は,その後半部分はビデオだったのですが,非常にわかりやすい解説,かつ,内容的にも誰もが興味を持つ内容で,先日の教員研修でのメンタルヘルスの話同様,非常に興味深く聞くことができました。具体的には,放射線と発癌率の関係,特にわずかな量の放射線を浴びた時に発癌率が変わるのかという,非常にホットな話題でした。

結論は(私たちの?)世間で言われているように,発癌率に影響を及ぼしても不思議ではないが,易学調査の誤差の範囲内では有意な差は認められていないということでした。よく言われているように色んなモデルが乱立していているが,どれが正しいのか検証できていないようです。

その講義で私が驚いたのは,癌の死亡率が県別に非常に大きく違うことでした。プラスマイナス10%,最も高い県と低い件では20%近くも違うのですね。驚きです。ちなみに,この死亡率の違いと県別の自然放射線量との相関も調べていましたが,普通に考えて予想できるように,全く相関はありませんでした。県別の自然放射線量の違いは1mSvくらいなので,その程度では全く違いは表れないようです。ちなみに,低線量で発癌率が変わるかという調査で使われていた目安の線量は20mSvで,もしとあるモデルを信じるなら1%程度の違いがあってもよいが,その違いを実証するにはいたっていないということでした。

しかし,何が原因で県別の違いがそんなに大きくなるんでしょうね。癌になる前に別の理由で早く死ぬのか,食べ物かなんかの違いでそこまで大きな差を生み出すのか,易学調査の対象としてなかなかに興味深いです。

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