ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

表面的な言葉のやりとり

昨日は選挙でしたね。全国でとんでもない数の人が選挙のことについてブログやらツィッターで書いたんでしょうね。私もその一人になりますが,今回の選挙では年代別の投票率がどんなものだったのか気になります。よく言われることに,どの党に入れても,誰に投票しても何も変わらないから,というのがあります。確かに短期的にはそうだとは思うのですが,長い目で見ると自分たちの意見を少しでも反映させるには,やはり投票はしたほうがよいと思うのです。

だって,選挙に出て政治家になりたい人は,どういうことを言って,どういう人から票を稼げばいいのかを真っ先に考えるはずです。団塊の世代の人口が多い,年配の人が多い,そして彼らの投票率が高いとなれば,彼らに対してサービスをするために,若者を奴隷として扱う仕組みを提案・実行するのは民主主義(あるいは衆愚政治)の施政者としては至極自然です。今は例として年代構成を考えましたが,ポイントは,どういう人が投票しているかというのは政治家にとっては最大の関心事なわけで,自分が属するグループの意見を少しでも反映させようと思ったら,そのグループの投票率をあげることが重要になるということです。

ということで,暑い中,子供を連れて散歩がてら私も投票に行ってきました。で,私が今回書こうとしてる内容は選挙とは全く関係なくて,今までが前フリです。

選挙前は,新聞紙上で広島のほうであった殺人死体遺棄事件が大きく取り上げられていました。なぜそこまで連日大量の報道をするのか私には理解できていませんでした。でも結局は,選挙があったらそんな記事は一切なくなるんだろうな,と思っていました。そして案の定,今日はその事件関連の記事を見かけることはありません。

って,その新聞報道の方針についても今回書こうと思った内容ではなくて,そういう事件を見聞していつも感じるのは,そういう凶悪犯罪を起こす資質(?)のある人間が,普通に社会に生きているという,そういう恐ろしさです。口論になって激高。ケンカになって何かの拍子で殺してしまった。というのとは,今回の事件は質がかなり違います。おもいっきり計画的で,かつ大勢で一人を攻撃し,かつ,数人は軽い気持ちでそういう大事件に加担していると報道されています。そういう人種が普通にその辺にいるというのは本当に怖いです。

それから,私がひっかかったのは,「殺してやる」「殺してみろ」そういうやり取りがあって,だから殺したという発言です。日本語では,店で「ビールありますか」と発音すると,それはビールがその店にあるか?という質問というより,ビールをくださいと解釈するのが普通,かどうかはわかりませんが,そう解釈されることも多いのではないかと思います。つまり,同じことを言っても状況によって受け取られ方は全然違いますし,同じことを書いても文脈によって相手が感じることは大きく変わります。「殺してみろ」と言われたからその通りにしてやった,って。人類が通常使うプロトコルを無視した言語通信手段を取る人というのは恐ろしいです。

でも,最近思うのですが,politically correctness だかなんだか知りませんが,言葉の尻に気をつけなければならない風潮というのは,TPOに応じて言ってることの真意が変わるという暗黙のルールはもはやルールではなくなっている,ということなのかもしれません。相手がホントに言いたいことではなく表面的な一語一語だけを捉えて相手を責める人と,売り言葉に買い言葉で人を殺す人というのは,やってることは本質的にあまり変わらないと私は感じてしまいます。生物として殺すのか,社会的な抹殺かの違いこそあれ,どちらも似たようなもんだな,と。

本意ではない言葉のやりとりで,生物的にであれ,社会的にであれ,抹殺されてしまう世の中は恐ろしいです。

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この記事のコメント

 横田雪瑛さんは、江口徹指導教授が講義で、係数が打ち消すことを「みんな死んでくれて嬉しいな」などと言った後で、自殺しました。2004年頃に、この1999年頃の発言は、実際に豊田亨死刑囚が研究室の先輩であり、オウムの事件で逮捕された数年後だったことを知り、ショックを受けました。その死刑囚の修士論文は「ゲージ対称性の起源」で、猪木慶治という、私には面識のない教授が指導教官でした。

 12年を経て3/11震災後は、うつ病で心療内科に2年ほど通院していた妹が、原発事故の不安を煽るデマに惑わされて自殺しました。睡眠薬の副作用で、正常な思考能力が失われる(もしかしたら、会話したときに主語を識別していなかった?)半覚醒状態だった可能性があります。詳細はブログリンク先を参照。

 以上の経験から、人には確かに、暗示にかかりやすいような精神状態があるのかもしれない、この場合、冗談でも、自殺を勧めるようなことを言ってはいけないと、思うようになりました。特に多くの人が見ることになるマスコミ等の関係者には、気をつけて頂きたいです。

 震災後は、私と異なり事前警告もできなかった癖に、後から沢山の「有識者」「専門家」たちがわき出して、マスコミで偉そうなことを言い、売名行為をしだしたことに呆れました。本物の私は小柄な女性だからか逆に、傲慢な男性権力者達に罪を着せられ、学識に見合った発言の機会を奪われました。
 
 震災前、日本地震学会公式ML「なゐふる」に加入していた原子核または素粒子の専門家は、世界で私だけのようです。原発関係者は数名いましたが、殆ど発言していません。マスコミ関係者はけっこう多かったです。震災後約1年半、「なゐふる」にも通知して、書き換え不可能なブログで実用的な地震予知の助言をしたのも、私だけです。自殺の方法を説く掲示板で自殺を美化したり、科学的根拠のないデマで事後に原発事故の不安だけ煽った人たちは、本当に私の妹の命を奪った人殺しです。

 義務教育の指導内容や学生に対して「学問の自由」が制限されるように、小学校~高校で学んだはずの科学的誤り「天動説」を広めるような詐欺教授も、放置したら多くの人命を奪うことになります。何も知らなくて当然の幼児に、その危険性を知らせずに火遊びを勧めた結果幼児が死んだら、直接手を下していなくても自殺幇助罪だと思います。匿名掲示板なら、後まで証拠は残りますが、犯人は自分の発言の結果の深刻さを理解していないのかもしれません。

 これ以上、被害者が出ませんように!

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