ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

今週からMoriond

と言っても私が会議に行くわけではありません。スキーしに行きたいところですが,発表もなしにMoriondまで行けるほど世の中は甘くありません。

そんなことはどうでもいいですが,とにかく,冬の国際会議として一番重要と考えられているMoriondが今週から始まります。今週がElectroweak,来週がQCD session です。とはいえ,実際にはどちらのsessionにもオーバーラップは多く,重要なトピックについては特にたくさんのオーバーラップがあります。さっき調べたところ,6日にヒッグスのセッションが予定されていますが,来週のQCDのセッションにも当然ヒッグスのセッションはあります。

例によって発表内容は書けませんが,今回は幾つかのチャンネルでは収集した全てのデータを使った結果を発表します。解析の速いCMSではおそらくすべてのチャンネルで全てのデータを使った解析結果を出してくるのではないかと勝手に予想しています。ヒッグスらしき粒子ということで今一番注目を浴びてるのが,新粒子のスピン・パリティの測定と,フェルミオンとの結合があるかどうか,です。標準模型を仮定すれば,W/Zとの結合とフェルミオンとの結合の比を出せますが,τ,あるいはbとの結合があることを直接検証できた方がいいので,その辺りが一番ホットなトピックスとなっています。

ただし,年末に更新した結果に比べて劇的に統計量が増えているわけではありませんので,発表内容はまあそれなりという感じでしょうか。でも,統計を増やした結果を新しく発表するわけですし,チャンネルによっては全てのデータを使った解析ということで,ここ2年間はデータ収集がないことを考えると一つの節目として重要な会議と言えるかもしれません。

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