ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

相関を探す

修論の追い込み,本当にラストスパートです。Jくんのほうは一段落した感じであとはもうコスメティックな部分だけです。一方,Hくんのほうは,試験するものができあがったのがごく最近なので,試験結果をまとめきれていないというか,解釈がまだできていない部分があるというか,そういう状況なので,文章を書くのがなかなか大変な部分があります。それでもなんとかまとまりつつあり,あとほんの一息でゴールというところまできています。

しかし,唯一解決できていない問題が残っています。SVX4というASICからの信号を読み出そうとしているのですが,今使っている2チップマウントしているボードだと,2つのチップの両方の同じチャンネル(複数チャンネル)からデータが返ってきません。同じチャンネルからデータが返ってこないということは,チップが故障しているとは考えにくく,色々やってはいるのですが原因を突き止めるに至っていません。

ちなみに,この問題は,1チップだけマウントしているボードのときは発生していませんでした。全てが正常に動いていました。ところが,今さっき驚きの報告がありました。前動いていた1チップボードは2台あるのですが,その両方ともが2チップボードと全く同じ問題を見せて始めたというのです。うーん...ここに来て,これをデバッグするのは大変です。すでに結果が得られいて,動いていたことがわかっているので修論的にはいいといえばいいのですが,なぜそういう問題が起きるのかはいずれは解説しなければなりません。

ところで,こういうように何か実験装置に問題が起き,その原因を突き止めるときには,色々な相関を調べます。これをするとどうなる,あれをするとどうなる,ということを系統立ててやることによって,何が問題かを探ります。あ,大事なのは,系統立ててというところです。絨毯爆撃的にあらゆるパターンを試すだけ試すという方法もありますが,それらのパターンの間にどういう因果関係があるかを理解しながらやらないと,何が結局原因だったのかを理解できなくなります。で,なかなか解決できない問題に取り組むにあたっては,気付きにくい相関関係に気付く,あるいは調べるべき相関関係を思いつけるかどうかが重要となります。なんちゅーか,実験屋のセンスが問われる部分なので,日常生活中のつまらない会話でも,自分の気付いていない相関関係を指摘されるとちと悔しいんですね。

最近も実はありました。Lくんが,とある相関関係を見つけたというのです。でも,私は全然気づいていませんでした。それを確認するには日数を要することなのですが,私も地道に観察を続けました。すると,確かにそういう相関関係がありそうなんですね。やられた,という感じがしています。

って,それはさておき,SVX4なんで同じ問題がおこるんだろう。。。

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