ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

物品の探索

今回は独立した話題を3つ。

昨日のシンポジウムは自分の発表が最後だったので,その発表に間に合うように会場に行き,講演。そして,その後の懇親会に参加,というように非常に身勝手なスケジュールで参加しました。でも,講演はそれなりに好評だったのか講演直後からその懇親会にいたるまでたくさんの質問を受けました。ちょっと前に書いたように,やはり,参加者は工学関連の研究者(産学問わず)が多く,一般の方は少なかったようです。量子力学やら電磁気学といった基本を知ってるけれども,素粒子のことはあまりわからない,という微妙な母集団相手に講演するというのはある意味新鮮でした。

しかし,最近このテの講演会をやると最後に必ず出てくるのが,重力に関する質問です。話の流れで,重力質量と慣性質量の話をするからなのか,それとも,素粒子に興味のある人は重力の不思議さ,異質さを元々知っているからなのか,重力を他の力と統一できるのはいつ頃になりそうか,など到底私には答えられない質問攻めをいつも受けます。きっと,ヒッグスを見つけたら慣性質量については終わり,という感覚になってしまうんでしょうね。ヒッグス研究家としてはこれからが本当の勝負という時代になったと思うのですが,講演ではそこを説明するところにまでどうしても到達できません。今後のアウトリーチの際の課題です。新粒子発見ではなく,その先にフォーカスしていかないとなりません。

2つ目の話題ですが,もしかするとお気づきの方がいるかもしれませんが,昨日から私たちの研究室のウェブサーバーがダウンしています。ハードディスクが壊れて今はその復旧作業をTくんが行っています。一時はバックアップも含めて自分たちの力ではサルベージできそうになく専門の業者に頼もうか,という話になっていたのですが,そうはならなくてよかったです。普段はあまり気付いていませんでしたが,自分でも結構ウェブサーバーにアクセスしているということに改めて気付きました。

さて,最後。今日はヒッグス探索ではなく,とある物品の探索を行いました。CAMACのクレートコントローラーが一個見当たらず,Y教授が学生その他私も含めてみんなにその居場所を聞いていました。4年生が一番よく使うものなので,私もちょっと探したのですが見つからず,きっと誰か他の人が持っているんだろうくらいに高ををくくっていました。

でも,見つからないんですね。そこで過去の記憶を懸命にひも解き,大昔に修理に出したことを思い出しました。ただし,修理には2回出したことがある上,修理に出したD無線のKさんは全然欲のない人で修理代を請求されず,それゆえ見積もりやら領収書といったわかりやすい記録がありません。さらに私の記憶に混乱を引き起こしたのは,修理と同時に新品を一台購入したことがあることです。そんなこんなで,全部が言い訳ですが,はい,最終的に何がどうなったのか思い出せません。

メールの過去のやりとり,ログブックというかメモ帳にある昔のメモを頼りにさらに何があったかを調べると,2回目の修理の後,クレートコントローラーを送り返してもらったかどうか確定的なことがわかりません。そこで,まさかとは思い,D無線にメールを送ると速攻で電話で返事がありました。先方がまだ持ってる,と。

いやー,よかったです。というか,送り返してもらっていないことをすっかり忘れていたので,私的には冷や汗ものです。誰かがその所在を気にしなかったら,ずっと忘れていたかもしれません。特に今年は危険でした。というのも,例年だと4年生がCAMACを使って卒業研究をするのですが,今年は何度か書いているように,CAMACではないDAQシステムを使っているので,クレートコントローラーが壊れた,予備はどこだ?みたいな流れになることがないからです。本当に冷っとするできごとでした。

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