ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ラストスパートの季節

昼飯を食べに学食に行くと,冬休みが終わったんだなぁという実感がわきます。学生がいない大学は寂しいですが,食堂その他あらゆるスペースが不足しているので,授業がなく学部生,特に1年生と2年生がいない時期が,施設の面での大学のキャパシティとしてちょうどいいのではないかと思ってしまいます。いや,施設だけでなく,教職員の数もそれくらいの数の学生に対応するのが丁度いいような気もします。

それはさておき,学部生,大学院生ともに最終学年の人にとってはラストスパートの時期に入りました。私たちを例にとると,M2の学生の修論発表会が2月中旬。その1週間前には審査員に修論を提出するのがならわし。4年生の卒業研究発表は修論発表会の1週間後。M2の学生2人と4年生を直接指導している私にとってもハラハラドキドキの季節となりました。

特にドキドキさせてもらっているのが,M2のHくんと4年生です。もう一人のM2のJくんは,できたところまでを論文に纏めるというスタンスなのであまりドキドキ感はないのですが,Hくんは,今まだ結果を出そうと頑張っています。まあ,ぶっちゃけてしまうと,これまでの研究成果でも十分修論に値する内容はあるのですが,彼はそこからさらに一段踏み込んだところまで成果を出そうとしています。というか,修論を書き終えた後もさらにひと頑張りして,一段ではなく二段以上踏み込んだ結果を出そうとしています。どこまでの結果を出せるのか楽しみであり,一方,修論を書き上げる時間があるのか心配,という微妙な心持ちです。

もう一つのドキドキの種は4年生。もう動いてもおかしくないシリコン検出器なのですが,なかなか万歳と言えるようなところにまで到達しません。「こうしてるはず」という仮定のもと実験を進めるのですが,その仮定が間違っていたり,あるいは仮定ではなく確認したつもりがきちんと確認できてなくて,問題を複雑化させるということが積み重なっています。

4年生にかぎらず,研究をしていて問題が複雑になるのは勘違いをしてるときが多いです。とある配線のつもりでデバッグを進めるも問題に到達できず,改めて「つもり」ではなくあらゆる配線を確認していくと勘違いに気付き,それで問題解決ということは非常に多いです。一つづつ順番に系統的に物事を確認していくことが実験を進める上で重要で,そのノウハウをまさに身につけようとしているのが今の4年生なんでしょうね。すでに彼らは数ヶ月前に比べて圧倒的に逞しくなっていますし,卒業研究発表会を迎えるときにはさらに一段と実力をつけているに違いありません。でも,やっぱり...身近で見ている小心者の私はドキドキしてしまいます。

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