ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

グループの近況

CERN常駐組は現在3人。ポスドクのOくんはH→bbの解析プラスシリコン検出器の性能の長期モニター。D2のOくんはH→WWの解析,D1のEくんはシリコン検出器のノイズ解析その他,モニタリングプログラムの整備などを行っています。この前のCERN出張時にみんなで晩飯を食べに行くなどして,元気で頑張ってるのを見て安心してきました。

残りのメンバーは大学にて研究。D4のHくんはD論をひたすら書きつつ,後輩のアドバイスをしている模様。M2のJくんはピクセル読み出し。今はその高速化に挑んでいます。割と簡単な修正変更により,これまでもかなりのスピードアップに成功しましたが,さらなる改善が可能かごちゃごちゃと色々やっています。同じくM2のHくんは,少し前にもブログで書いたように,テレスコープと呼ばれる検出器の製作開発中。今は回路周りの設計をしていて,この方面には私が無力なのでその助けを借りず,KEKのIさんを始め測定器開発室の人々の助けを借りつつ,自力で研究を進めています。Tくんは,モンテカルロのデータを使って最近解析を始めました。

おっと,CERNでも大学でもないところにいる学生も一人。M1のIくんはKEKに今います。先月からKEKに行ったり来たりしていますが,段々とKEK滞在時間が長くなりつつあります。やっているのは,MPPCからの信号読み出しボードの開発。バリバリのハードウェア開発でKEKのNさんとYさんに面倒をみてもらい,どんどん成果を出してきています。学部まで素粒子物理実験ではない研究室だったのですが,最近めきめきと力をつけてきています。

ざっとこんな感じでグループのメンバーは研究を進めています。私がATLASを始めたときに比べて格段に層が厚くなり,幅広い研究をやれているようになっています。そのおかげで,私も色々と勉強になっています。物理解析だったり,シリコン検出器関連のことは,自分でもそれなりに経験があるので,彼らの研究についていくの楽だし,条件反射的に何をすればよいのかすぐにアドバイスできます。けど,Hくんがやってるような回路仕事,どういう信号を使いどういうドライバーやレシーバーを使えばいいのか等々に関してや,Iくんのボード開発,どういうICを使えばよいのか等々については,私が勉強させてもらっています。

とまあ,グループの層が厚くなり,自分だけでは到底できないような研究にまで範囲を広げられるようになり,学生がいる大学の研究室の底力を感じる今日この頃です。KEKのスタッフの助けによるところが大きいわけですが,グループ全体の実力アップをホント感じます。

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