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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

学生の成長度

昨日のエントリーで,授業中に居眠りしてる学生を引き合いにしてなんて勿体ないことをしてるんだと書いた反動でこういうことを書くわけではありませんが,冷静に自分の周りにいる,つまり私たちの研究室にいる学生を見ると,大学4年間,あるいは大学院生生活を通して,みんな大きく成長しているなぁと感じます。私が今担当している授業のうち2つが学部生低学年対象で,そこで話をしている内容と,研究室のゼミで話している内容には非常に大きな開きがあります。3年か4年でそれだけの内容の差を吸収するにはそれなりに勉強しなければならず,世間で言われてるように遊んでるだけの大学生生活では到底吸収することのできない差があります。

さらに,実験になると,高校生以下ではまともな実験をしてきていませんから,大学1年生と私たちの研究室の修士課程の学生では,その能力差は赤ん坊と中学生くらいはある感じです。って,私の主観とイメージに基づいた喩えなので,全然伝わらないかもしれませんが,とにかく大きな差があります。これはやはり,研究室内での研究で鍛えた成果が大きく,逆に言うと学生たちは研究室でかなり濃密に研究生活を送っていることの証左だと思うのです。

こうして大学初年度の学生と修士課程の学生を比べると,学生も結構勉強してるんだよなぁと感じざるを得ません。ことあるごとに大学生は遊んでばかりいるなんていう世間の風評を聞きますが,そういうこと言う人には,私たちの研究室の学生を見せてあげたいです。そして,高校生と見比べて欲しいものです。さらに思ってしまうのですが,世間のいわゆる大人というのはみんな濃密に仕事をしているんでしょうかね。会社あるいは組織にとって大きな成果をあげ,大きく自己成長しているものなのでしょうか。とてつもないダメダメ大学生が全ての大学生であるかのように評するのだけはやめて欲しいと,昨日のゼミをやってて感じたのでした。

しかし逆に,そういう大学生に物を教えられる教員の存在というのも結構貴重なのではないかとも思ってしまいました。自分たちのことを偉そうに書くのはカッコ悪いですし,反感買うでしょうけど,大学生相手に教養基礎科目(物理学科の学生なら量子力学,電磁気学,熱力統計学などなど)を教え,実験を教え,修士課程あるいは博士課程の学生の研究指導をできる人材というのはそんなに多くはないはずで,なんでそういう私たちが,大学院パンフレットの校正をやってるんだろう?大型プリンターを使った人の人数を数えて各研究室へ予算請求する資料を作ってるんだろう?と,思ってしまったのでした。はい,そうです,雑用やってて出る毎度の愚痴です。

でもやっぱり,人材の無駄遣いとしか思えません。私なんてまだいいですけど,素粒子理論の人が雑用をやってる姿を見るのは悲しいです。

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