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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

イレギュラーな授業

今日は,5限にイレギュラーな授業をやってきました。

対象は,理学部と基礎工学部の修士課程,博士課程の学生がメイン。少し学部生も混じっているという,どういう人をターゲットとして講義をすればよいのかわからない構成の聴衆でした。その授業の科目名は,科学技術論。基本的には工学関係者,企業の人などに話をしてもらうらしいのですが,なぜか基礎科学,しかも応用とはおもいっきりベクトルが反対な私が今日の講師でした。

講義内容は,いつも一般向けに話している内容そのままですが,量子力学など物理学科の学部2,3年生程度の知識がありそうな聴衆だったので,一般向けよりは少し突っ込んだ解説をしました。しかし,こういう授業は単位目的で選択してる学生が多いのか,受講者は500人近いらしく,300人収容の大講義室でも入りきらず,別室にスライドと音声を配信していたようです。なぜ単位目的と書いたかというと,寝ている学生の比率が高いんですね。いや,極めて大量の受講者なので真面目に聞いている学生の絶対数はそれなりに多いのですが,比率として寝ている学生もそこそこいました。

前にも似たような講義をしたことありました。文理融合だかなんだかしりませんが,理学部だけでなく法学部やら文学部の学部生の混成が受講者という輪講形式の授業をしたことがありました。そのときの受講者の態度は極めて酷く,そもそも科学に興味の無い学生に,単位目的だけで受講している学生に話をするのは嫌だなぁと強く思いました。さすがに今日の授業はそこまで酷いわけではなく,授業の後にかなり突っ込んだ質問をしてくる学生もいたりしてそんなに悪い気はしなかったのですが,どう言ったらいいんですかね。一般向け講演にやってくる人たちと比べてしまうと,熱意をあまり感じなくて,残念というか勿体ないというか,そういう気分でした。

自分の講義や話が凄いと思うわけではありませんが,各分野の専門家を呼んで毎週色々な話が聞けるなんていうのは大学にいるからこそ味わえる贅沢なわけです。今回の科学技術論だけでなく,自分の専門分野以外の最先端の話を他分野向けに話してくれる授業みたいなものが他にも幾つかあります。大学に学生として来てなかったら,そんな機会なんて皆無です。しかも,仕事を休んで話を聞きに行くわけではなく,授業として話を聞きに行けるのです。そんな素晴らしいチャンスを大学が与えてくれているのに,単位目的だけで授業に出席してグーグー寝てるというのはあまりに勿体ないと感じずにはいられませんでした。

ん?お前の話がつまらなかっただけだろう,という声も聞こえてきそうですね。はい,確かにそれはそうかもしれません。そう考えると,目を輝かせて話を聞いてくれていた人がそれなりにいただけでも十分なのかな。

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