ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

D論公聴会

Kaon実験をやっているIくんの博士論文公聴会でした。私たちの大学というか学部(学科?)では,公聴会の前に審査委員だけで内審査を行い,その内審査をクリアできないと公聴会へ進めません。逆に言うと,内審査をクリアしているのですから,よっぽどのことがないかぎり,つまり,審査員以外がおもいっきり反対することはあまりありませんから,公聴会でもめることはありません。まあぶっちゃけてしまうとformalityではあるのですが,そうは言っても公聴会で承認が得られなければ博士課程を終了できませんから,学生にとってはそれなりに緊張感のある催しではあるのでしょう。めでたく博士になったIくんを祝い,学生とポスドク連中は飲みに出かけたようです。おめでとう,Iくん。

ちなみに,この内審査は博士論文の審査だけではなく,色々な場面で理学部あるいは物理学科で使われています。たとえば,博士課程に編入(あるいは他の大学の修士課程から私たちの大学の博士課程に進学)する場合や留学生が大学院に入学するなど,例外処理的な事象を取り扱う際は大抵内審査で実質的な判断がくだされます。この審査は通称5人委員会と呼ばれ,その名の通り5人(以上)の審査員で構成されます。主査が1人に副査が4人以上。この5人以上というのは曲者で,急ぎで何かを進めたいときに,たとえば博士論文の審査を急ぎで行いたい場合とか,この委員会を招集するのが難しくてなかなか物事が進められないなんていう事態がおこったりします。教授,准教授を5人集めるというのは至難の業で,毎回本当に日程調整には苦労します。私は自分が直接指導する学生のための博士論文関連の日程調整をしたことはまだありませんが,博士課程への入学,あるいは留学生のための委員会を招集したことがあり,そのときも本当に苦労しました。でも,博士論文審査のためならそういう苦労も早くしてみたいものです。

しかし,今気づきましたが,私が現職についてから他の研究室の学生の審査員になったことはありましたが,私たちの研究室の学生が博士論文を仕上げたのは初めてなんですね。Y研究室にとって久しぶりの博士誕生ということになります。博士課程在籍中の学生が非常に多いので忘れていましたが,Iくんはまさに博士課程学生のバンチ構造の先頭だったのですね。何事も先頭を引っ張るというのは大変なわけで,学生の親分として頑張ってきたのではないかと思います。そういう意味では,ATLASグループのHくんもグループの先頭の学生として色々負荷がかかっているのでしょうね。頑張ってください。

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