FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

磁気モノポールと呼んでいいの?

磁気モノポールをみつけたというニュースをスラドで知りました。記事を読むと確かにモノポールを見つけたと書いてあります。「えーっ,マジ?」と思いそのニュースに貼ってあるプレスリリースを読むと確かにそう書いてあるので2度びっくり。あまりに衝撃的だったので,その論文まで眺めてしまいました。

感想…これをモノポールと呼ぶのですか???
少なくとも素粒子物理学者がイメージする(?)モノポールとは全く別物です。

そもそも,誘電体中の電磁気学はDとかHが出てきて,私にとってはどうもすっきりしないジャンルです。ファインマンはEとBだけを使えと言ってましたが,DやHって本質的ではない物理量なんだけど,それを定義すると式の見通しがよくなるので使ってるだけの物のように感じてしまいます。いや,私がちゃんと理解できてないだけなんでしょうけど,とにもかくにもすっきりしない学問分野です。

で,今回のモノポール。DやHみたいに,ある複雑な物理量を(論文中では)E_SとB_Sとで定義してやると,E_SとB_Sがモノポールの式を満たしているということ(∇・B_S=0でないということ)なのですが,だからって,それをモノポール発見とプレスリリースしてしまうのにはかなりの違和感を覚えます。私が本質を理解していないだけで,そうやって再定義した物理量を考えることで何かもっと重大な本質的なことを理解できるようになるものなんでしょうか。

でもなあ,やっぱり,モノポールっていうと,単一の磁価を持った粒子と普通は思ってしまうんじゃないかなぁ。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<ホチキスの針 | HOME | 吠える(拍手数を見て)>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |