ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

M山さんの話術

昨日NHKのテレビにM山さんが出ていたそうです。私も録画はしたのですがまだ見ていません。その番組だけでなく,昨日だか一昨日のニュースに,IPMUがカブリ財団から寄付をもらうという話題が載っていました。相変わらずというか,いつものことですが,M山さん恐るべしです。

芸人みたいな言い方ですが,銭の取れる人ですよね。彼と同年代の素粒子論の人から聞いた話ですが,バークレーのような名門校だと,寄付集め(?)を目的とした金持ち相手の講演会みたいなものが催されることがあるのだそうです。講演する人は当然有名人。ノーベル賞を受賞したような有名人が,ちょっと教養のある金持ち相手に話をする,というなんともsnobな催しがあるのだそうです。Snobかどうかはさておき,あるとき,そんな講演会で話をする有名人が講演会直前に都合が悪くなったんだそうです。その時に突如代役に抜擢されたのがM山さん。自分で準備した話でもないのに,本来の講演者が使う予定だったスライドを使って物凄く面白い話をして拍手喝采。その講演会は大成功だったんだそうです。いや流石。というか,M山さんだったそうだろうな,と普通に納得していまいます。

それから,数年前に,世界最先端の拠点どうたらとかいう名目で,1つの研究にウン10億円という予算をつけたにもかかわらず,その翌年,民主党政権になりその予算額が大幅に削られたという出来事がありました。このブログを読んでるような方だったら知ってる人も多いのではないかと思います。M山さんはすばる望遠鏡を使ったプロジェクトで巨額な予算を獲得。したと思ったら翌年にハシゴを外されピンチ。すでに,前年に決まった予算で計画を進めていますから。そこでどうしたかというと,世界中の有力な大学,研究機関から金を集めるべく,共同研究グループを募り,金を出してもらいピンチを凌いだんですね。きっと,彼が世界を行脚していかに素晴らしいプロジェクトであるかを説明して回ったんでしょう(と,聞いています)。そしたら大抵の人は一緒に研究をやりたくなってしまいます。同業者からしても,それくらい彼の話はわかりやすく,かつ面白いんですね。。恐るべき才能です。

そんなM山さんも,秋に福岡でやるスクールには講師としてやってきます。Astrophysicsの講義をしてもらうのですが,実は他にも有力な候補がいて,M山さんにするためには私は委員会のなかでかなり頑張りました。他の有力候補はロシア人で,講師にロシア人がいなかったために余計にその候補者が有力になってしまったのですが,とにかく譲歩できないの一点張りでなんとかその場を凌ぐことができました。忙しい人なので,3日間も講義のために現地にいてもらえるか心配だったのですが,その問題もクリア。ということで,めでたく講師をお願いすることができました。まあ,私の苦労話はどうでもいいですが,そんなわけで講師はかなり充実していますので,ぜひ,若手の人はスクールの参加を考えてみてください。

おっと,今日も最後は宣伝になってしまいました。最近,宣伝が多いですね。ははは。

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