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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

メンバー近況

私が講演や集中講義で出張がちになり,このブログのエントリーも簡素なものが多くなっている今日この頃ですが,このブログのタイトルであるATLAS at Osakaのメンバーには一つの事件が起こっています。って,たいしたことないですが,メンバー全員が今大学にいます。今日の定例ミーティングでは全員が勢揃い。CERNに常駐している学生も先月末から日本に帰って来ていて,今月は私以外のメンバーはほぼ全員が大阪にいるという珍しい状況です。

ミーティングでメンバー全員と顔を合わせる機会というのはかなり少ないので,なんというか不思議な気分です。ミーティングルームが狭く感じられ,自分の子供は一人暮らしをするような年齢では全くありませんが,一人暮らしをしている子供が帰省したらこういう感覚なのかな,と錯覚するとでもいうか,とにかくまあ不思議な感覚でした。

そんな全員集合なメンバーの近況報告をします。

D3のHくんは博士論文に向けた解析の真っ最中。論文の元となる解析をこなしましたが,それではD論には不足だとどこかの指導教員に言われたからというわけではありませんが,D論クオリティの解析にすべく,さらに解析に磨きをかけています。Hくんはトップクォーク対の生成断面積の測定ですが,最近話題のヒッグスの解析を始めたのがD1のOくんとポスドクのLくん。OくんはCERN滞在中はシリコンストリップ検出器関連の仕事もしていますが,大阪ではその仕事はできませんので,解析に集中。解析部隊としてLHCアップグレードのトリガー関連の研究をしているLくんとともにヒッグスがbクォーク対に崩壊する事象の探索に向けて準備を開始しました。

物理解析を中心にしている博士課程の学生およびポスドクとは対照的に,修士課程の学生たちは検出器関連,LHCアップグレード用のシリコン検出器関連の研究をしています。M2のEくんは,今D1のOくんの後を継いだとでもいうべき研究で,プロトタイプ用シリコン検出器の読み出しシステムの開発中。修論が迫ってきていますので,それに向けて研究成果をそろそろまとめるという段階です。M1のJくんも同じくプロトタイプシリコン検出器の読み出しシステムの開発。ただ,Eくんはシリコンストリップですが,Jくんはシリコンピクセル。新たな領土拡大を目指して手広くやっています。M1のTくんとHくんは,シリコン検出器を試験する際にあると便利なreference用検出器として小規模なファイバートラッカーの開発を行っています。宇宙線を使っての試験やビームテスト時のビームプロファイルモニターとしての役目を期待しての開発です。Tくんは読み出しボードの試験,Hくんはファイバーからの光検出器であるMPPCの性能評価その他諸々のファイバー周りの研究を行っています。さらにHくんは別プロジェクトとしてSVX4というASICの読み出し試験を行うべくボードの開発などにも取り組んでいます。

うーん,こうやってリストアップすると,非常に簡単に何をやっているか纏めただけのにかなりの分量です。グループの層が厚くなってきている左証ですね。

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