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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

M山さんお薦めの本

先日,ウェブで新聞を眺めていてM山さんお薦めの本という記事を見つけました。M山さんとは,IPMUのボスの理論屋で,トークがとてつもなく上手いと私のブログでも何回か話題になった,あのM山さんのことです。

『宇宙は何でできているのか』に引き続いて『宇宙は本当にひとつなのか』という本をブルーバックスから出版し,これまた,科学の解説書としてはいい勢いで売れてるそうで,それに関連して(?),その著者のM山さんに宇宙に関する本のお薦めを尋ねる,という企画の記事です。上記のリンクがいつまで残っているかわかりませんが,とりあえず今はまだリンク生きてるようです。そこで紹介されてる本のうち,私はM山さん自身の「宇宙は何でできているのか』とサイモンシンの『暗号解読』しか読んだことありませんが,どれもみな面白そうで,私も読んでみたいですね。

しかし,そこにも書かれていますが,素粒子物理屋として悔しいとのは,宇宙,あるいは天文分野には,誰が見ても「美しい」というポイントがあることです。天文の人と話をすると,ひらきなおって(?)「天文って誰が見ても美しいじゃん」とか言われてしまうことがあります。素粒子物理だって数式が美しかったりするのですが,その普遍性という点ではハッブル望遠鏡なんかの美しい写真には遠く及びません。しかも,ゲージ原理は美しいルールだと感じますが,標準模型のラグラジアンなんて到底美しいとは感じませんし。イベントディスプレイを見て,「おー,これ綺麗なdijetイベントだー」なんていうマニアも一般の人の中にはいるわけありませんし。

物性物理なんかに比べても,視覚的な訴えは素粒子物理は少ないですし,視覚的な美しさという点では素粒子物理はハンディを背負っています。物理の本質とは関係なくても,間口を広げるためにはやっぱり美しさ,視覚的なアピールは欠かせません。何かいい方法ないですかね。

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