FC2ブログ

ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

過去の修論

私が今の大学に異動してきたときにはATLASグループはなかったので(ATLASに所属している別の研究室はありましたが,私たちの研究室ではATLASをやっていませんでした),また,他の実験グループの学生をATLASグループにリクルートするということもできなかったので,最初の半年は学生ゼロという厳しい状態で研究をスタートさせました。そして今年が5年目。ということで,最初に指導することになった学生が博士課程の3年になり,博士課程の2年生以外の各学年に学生がいるようになり,ようやくグループらしい構成になってきました。

修論を書いた学生も5人になりました。みんなしっかりと研究をやり,ちゃんと論文として結果を残してくれたので,グループの大事な資産になっています。今いる学生たちがそういう論文を読んで勉強するだけでなく,私自身が何かを調べるときに使うこともよくあります。検出器の開発関係のときもあれば,物理解析に関する調べものの時もあり,本当に役立っています。

今も,博士課程の学生と新しくグループに加わった研究員がヒッグスの解析を始めようとしているので,何か新しいアイデアが浮かばないかと知恵を絞り出そうとしているのですが,そのときに過去の修論が役立ちます。上手くいったことだけでなく,こういう理由でこのアイデアは使えなかったということまで記録として残してあるので,非常に重宝します。あ,ちなみに,今読んでいた修論はヒッグス探索のとある方法についてシミュレーションで研究を行ったTくんのものです。一通りのことが定量的に抑えてあるので,非常に役立ちます。

こうして脈々と研究を積み重ねていくことで,グループとしての力をつけていくのだと実感しました。

研究 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<ヒッグス探索近況 | HOME | 柔道選手>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |