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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

役立っているもの

研究費には色々な使い方がありますが,その使い方は当然のことながら研究分野によって大きく違います(たぶん)。しかも,研究費と一言で言っても,財源によって使い方に制約があります。一番制約がないのが運営費交付金と呼ばれるもので,教育,研究の最も基盤となるべき財源です。毎年ほぼ一定の金額が配分され,什器を買おうが,研究室の工事をしようが,不正使用でなければほぼなんでもありです。

これに対して強い制約はあるものの,これがなければ研究なんて実質やってられない,というのが競争的外部資金の代表である科研費です。医学,薬学,工学などの分野では,企業との共同研究や,企業系の財団からの補助がたくさんあるようですが,私たちのような基礎科学の分野では,頼れるのはほぼ科研費だけと言っても過言ではありません。ところで,「基礎研究」という言葉は曲者で,理学系,物理系でも,私たちから見ると全然基礎研究には見えない分野もあって,そういう工学っぽい分野ではやはり科研費以外にも財源があるようです。

この科研費ですが,これには使い方に強い制約があって実は結構厄介です。色々あるのですが,たとえば,先の例に挙げたような什器などは買えません。あと文房具も買えません。大学などの研究機関が揃えるべきものであるので,ある研究を補助するための資金としては適切でないという論理です。まあ,その論理は正しいので仕方ないのですが,何も考えずに研究に使うものだからと何か買ってしまうと後で厄介なことになったりすることもあります。

それはさておき,研究費で買って物凄く役立ってると感じてるものの一つがテレビ会議システムです。とある事情により,昨年度の後半はわりと資金が潤沢だったので,おもいきって自分個人用にオフィスに小さなテレビ会議システムを買いました。モニターとカメラが一体になっているもので,持ち運びができるくらい小型なのですが,これは圧倒的に便利です。ミーティングルームに大きなテレビスクリーンとともに会議システムはあるのですが,ミーティングルームは多くの人間の共用なので必ず使えるわけではなく,不定期のミーティングだと結構使えないことがあります。

ところが,私はテレビ会議が異常に多いので,毎日2つ3つ,しかもじゃあ今からやろうといった具合で超不定期にミーティングが入るので,ミーティングルームのテレビ会議システムだけではとてもやっていけませんでした。最近はEVOがよく使われるのですが,やはり,EVOには色々不具合があるんですね。タダだから仕方ないのかもしれませんが,画像,音質ともにMCUを使ったテレビ会議システムに比べると不安定です。そして,私が一番嫌いなのは,EVOを使っているとコンピュータが異常に遅くなることです。

Threadが100個以上走り,CPUが100%とかに平気でなります。前にも書いたことありますが,熱処理が今ひとつだったMacBook Airでは,EVOの使用はほぼ不可能でした(最新のがどうなのかは知りません)。私のはMacBook Proなのですが,それでも非常に重くなって,熱くなって,長いミーティングをEVOでやるのはかなり避けたい感じがしていました。

ですから,テレビ会議システムはまさに天からの恵み。本当に役立っています。本来,研究費の全てをそう感じるような使い方に充てなければならないことはわかっていますが,それにしても,ここまであってよかったと思う買い物は珍しいです。

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