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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

ちょっと研究

一昨日が解析の原稿提出締め切り,そして昨日は,その解析結果を物理グループ内に承認してもらうための発表を行いました。発表者は一緒に解析をやっているN大学のOくん。CERNから日本に帰って来た直後という厳しいスケジュールでしたが,なんとか無事こなしてくれました。彼が移動直後ということで幾つかコミュニケーション不足な点もありましたが,口頭で援護射撃をすることができて,私たち解析チームとしては大体言いたいことは言えた発表でした。ただ,厳しいツッコミは来ませんでしたが,私たち自身がまだ解析を詰め切れていないと感じる部分があるので,これから素読者とのやりとりをしていく段階でなんとかその問題を解決してから論文を公開したいというところです。

この解析の活動と並行して,シリコン検出器開発のほうで作りたいと考えていた検出器があったのですが,その考えをKEKの人々に提案。それについての議論をメールでかなりやりました。漠然としたアイデアでしたが,その議論で色々な点が具体化され,また何を調べなければならないか,何を考えなければならないかが明確になって,とても有意義な議論でした。実際に手を動かしてモノを作るのは修士課程の学生になるのですが,どんな検出器をどういう仕様で作り,それを作るにはどうしたらいいか,本当に作れそうか,といったことを初期段階で考えるのは私の役目(もちろん中身がより具体化すれば,実際に作業を行う学生が設計を含めて色々なことを自分で考えなければなりません)になります。短い時間ですが,あれこれ考えるのは本当に楽しいです。久々に研究してるなぁという実感がありました。

先の解析もそうですが,何か問題があると研究は面白いです。いや,締め切りに追われてるような状態では別ですが,たとえば解析なら,ルーチンワークのような解析は詰まらないですが,理解できないことがあってその原因を見つけるために,色々調べたり,考えたり,そしてまた調べたり…というのが楽しいです。検出器のアイデアにしても,こうやれば上手くいきそう,いや,ここがネックになって上手くいかない,じゃあこうしたらどうだろう…と考えるのが楽しいんですね。研究が楽しいと感じる瞬間です。

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