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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

そろそろ1fb^{-1}

ATLASで収集したデータがそろそろ1fb^{-1}に達しそうです。ルミノシティに関しては本当に順調で,ヒッグス探索その他の新粒子探索が本当に楽しみです。

なんてことを日本にいて大学生活を満喫(?)している私は暢気に書いていますが,現場で解析している学生やポスドクはなかなか大変そうです。何が大変って,データがどんどん増えるだけならいいのですが,データの増加に伴い解析の細かいやり方が日々変化していくので,解析手法が最新であるというアップデートを行っていくのが非常に面倒です。大人数で解析していますので,1つ1つのアップデートが小さくても,全体として全てに着いて行くのは相当の根気が必要です。大した変化ではないからとそのアップデートを怠ると,グループのオフィシャルの結果として認められませんので,自分の結果をちゃんと出したければ面倒でもそれに着いて行くしかありません。

そういうときに重要なのが横の繋がりで,一人で解析していると,細々としたアップデートの手法を調べるだけで時間がなくなってしまいますが,グループで仕事をしていると,そういうテクニカルな問題で潰れる時間を大幅に減らすことができます。そんなわけで,私たちのグループでトップクォーク関連の漢籍をしている博士課程の学生Hくんは,N大学でトップの解析をしている人々と密に連絡を取りながら解析を進めています。今はまだ物理解析をせずに,検出器の運転に携わっているOくんもいずれはそういうグループで解析をしなければなりません。物理のテーマは大体決まっていますが,そういうグループ活動をどう進めていくかを私はぼちぼち考えないとなりません。

ちなみに,今私たちのグループでCERNに滞在しているのは博士課程の上記2人と,修士課程の学生Eくんです。博士課程の学生は常駐ですが,Eくんは,今月初めから来月半ばまで,検出器関連の仕事の修行のためにCERNに行ってます。初めてのCERNを楽しんでいればよいのですが,Hくんの忙しさに圧倒されてたりしないかとちょっと心配しています。というのも,冬の国際会議に結果を出すために忙しかったのが約半年前ですが,それと同じことが今起こっています。夏の国際会議に向けて,解析が佳境です。

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