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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

奇跡の一枚

2,3日前のエントリーで書きましたが,平成基礎科学財団というところの主催で講演会をやるにあたり,略歴などの他に顔写真をjpgファイルで送らなければなりません。ところが,その写真からポスターやらチラシを作るので(たぶん),かなりの高解像度の写真を要求されていました。でも,自分の顔写真を高解像度で持ってる人なんて滅多にいませんよね。当然私も持っていなくて自分のデジカメで写真を撮ろうとしたのですが…見つかりません,デジカメが。

まあ,うちではモノが見つからなくなるのはよくあることなのでそれは驚きませんが,締め切りが迫っています。ということで,写真撮影好き,カメラ好きのY教授に写真撮影を頼みました。その写真を昨日撮ったのですが,こういうことに俄然やる気を見せるY教授ですから,ある程度予想通りでしたが,物凄く気合いの入った写真撮影になりました。実験室内や屋外など色々なところで何枚も撮影。周りの人からは異様な光景だったかもしれません。

そのおかげで写真自体は綺麗なのですが,残念ながら奇跡の一枚は得られれませんでした。実物と写真を見比べるとあまりの違いに愕然とすることありますが,残念ながらそういう奇跡は起こりませんでした。しかし,奇跡の一枚ってどういうときに撮れるんでしょうね。女性だったら化粧とか髪型で相当見た目を変えられるのでしょうが,男ではやっぱり難しいですかね。

奇跡の一枚といえば,研究関係では奇跡の一枚を修士課程の学生Hくんに見せてもらいました。私たちの研究室ではMPPCという検出器を今まで使ったことがなかったので,ミーハーな私は,それを使ってちょっとした検出器を使えないかと画策。幾つか買ってそれをHくんに使ってもらっています。まずは,簡単な性能評価を行ってカタログ値を出せるかどうかテストしてもらおうとしています。市販品ですから,その検出器の性能評価というよりも,私たちがその検出器を正しく使えるか,というテストみたいなものです。

ところが,使い方が間違っているのか,世間でよく見せられる図,0p.e, 1p.e, 2p.e...のピークが綺麗に見えません。思っていたよりもノイズが大きく,それが原因かとも思ったのですが色々調べたところそれが原因でもなさそう。Hくんと色々一緒にやってみて,オシロで見るとそれなりにピークが見えてるようなのでADCでカウントしてもらったところ…そうです,奇跡の一枚が得られました。何回か測定を繰り返したところ,1回だけ綺麗な図が得られたのですが,その後はピークが綺麗に分離せず。まさに奇跡の一枚です。

って,写真と違って,私たちが検出器あるいは環境を完全に理解コントロールできていないことの証左なのですが,ある意味,こういう謎があるので実験って面白いです。今は温度依存性を疑っていて,恒温槽を使い始めています。来週にはHくんがその結果をきっと見せてくれるでしょう。

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2011-06-12 Sun 00:27 | | [ 編集]

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