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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

外国人特別研究員

学振には,博士課程の学生をサポートする特別研究員(DC),博士を取得した後の若手をサポートするための特別研究員(PD),博士を取得した若手が海外で行う研究をサポートするための特別研究員(通称海外学振)という幾つかの制度がありますが,外国人が日本国内に来て行う研究をサポートするための外国人特別研究員というカテゴリーもあるんですね。ATLASをやっていた学生が博士取得後に日本で研究をしたくて,私を受け入れ教員としてその特別研究員に応募していたのですが,それがめでたく採用になり,昨日私のところにも学振から正式通知が来ました。いやぁ,よかった。研究室全体,そしてATLASグループの増強が日々の使命となっている私にとっては非常に嬉しいニュースです。彼に私たちのグループを推薦してくれたKさんには大感謝です。

が,しかし,今いるマレーシアからの留学生と違って,VISAなどの手続きの手伝いを私がしてあげないとならないので,その点は結構面倒です。マレーシアからの留学生は国費留学で,国費留学生に対しては大学が全面的にバックアップしてくれ,VISAはもちろん住む場所とかもこちらが心配,手配する必要は全くなく,まあ書類書きは多少面倒ですが,普段日本人学生に対して書いてるのと同じような書類だけで,それほどの負担はありませんでした。書類を書くだけで丸投げという感じです。

でも今度は,VISAの取得方法を調べ,大学内の各部署に連絡を取り,という具合に全てのステップで私が絡まなければならず,勉強の連続です。って,物理や科学ならいいですが,こういう勉強はほどほどにしたいです。国際化うんぬんを大学でうたっているのですから,どういう待遇,身分の外国人が大学に来ても,大学全体でもう少しサポートしてくれるようなシステムが欲しいものです。個人がいちいちやるのはノウハウを全く知らないので凄く大変ですが,どっか1箇所でまとめてやってくれればそれほどの負担にはならないと思うのですが,教員の負担を増やすことしか考えていない大学ではありえないことでしょうね。

愚痴はさておき,一つ小さな悩みはミーティングなどのときに英語を使うかどうか,です。国費留学生の場合は,言葉や文化を学んでもらうのも,ある意味義務と私は考えていますので,全ての場面でなるべく日本語を使うようにしています。今日のゼミでは,その留学生が発表で,流石にこみいった話はまだ日本語では無理なので英語だったのですが,そうすると,周りの日本人学生は日本語でやるゼミよりやはり静かになってしまうんですね。英語で話すのが恥ずかしい,大変というよりも,英語で説明されると,理解の深さが日本語ほどにはならないんだと思うのです。となると,ゼミの目的である物理の修行という意味でクオリティが落ちてしまうわけで,なかなかにバランスを取るのが難しいです。

という身近な経験からもなるべく日本語がいいのですが,特別研究員でやってくる人は現段階では日本語は全くダメで,留学生と違い日本語プログラムがあるわけでもありません。なので,日本語でコミュニケーション取れるようになるのは相当難しく,ミーティングでは英語を使わざるをえないのではないかと予想しています。そうすると,先に書いたように,議論が深まらないという問題が発生することが明らかで,なかなかに悩ましいのです。ただ,英語でミーティングをやることで,日本人の学生の語学力が少し鍛えられるというメリットはあるので,日本語と英語をどう使い分けていくかというのは,これからの課題になりそうです。

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