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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

昔書いていた記事

日曜日に大阪市立科学館でのイベントを終えた後,学芸員のEくん,一緒に講演をしたNくん,手伝いをしてくれた学生のYくんと一緒に軽く飲みに行きました。そのときにEくんが話題として出したのですが,私は,大阪市立科学館が毎月発行している冊子に,2010年から2014年まで毎月記事を書いていました。毎月1ページをきっちり埋めるというタスクなのですが,Eくんにお願いされたら断ることはできません。当時もプラネタリウムを使ったイベントでお世話になりましたし,何しろ大学時代の同級生で当時も非常にお世話になりましたので。

数えてみると,というか,最終回の記事中に書いてあったのですが,全部で50回。4年強の間,毎月よくも記事を書けたものだと自分ながら驚いています。同時に,振り返ってみると,当時は記事になるネタが今よりも圧倒的に多かった気がします。研究のこと,学生とのやりとり,大っぴらに書いても問題ないし,科学に興味を持っている人に向けてのネタがそれなりにありました。とはいえ,流石に毎月同じ分量の記事を書くには,ネタを思いつたらメモをしておくネタ帳を作るなどの努力はしていましたが。。そんなわけで,当時はこのブログについても今よりも圧倒的に高い頻度で更新できました。

ところが,今は,記事にできないようなことだったり,記事にしても面白いとは思えない業務ばかりです。たとえば昨日は8回の打ち合わせがありましたが,研究に直接関連しているものは1個だけ。シリコン検出器開発のミーティングだけでした。が,ダブルブッキングのため,それも途中から参加,中途退席。残りの打ち合わせは,法人の評価,備品の取り扱い,国外輸送の際の税金対策,予算,その他諸々。。打ち合わせの相手は研究者よりも,事務方との方が最近は圧倒的に多いです。打ち合わせだけでなく,メールのやりとりも事務方相手のほうが多くなりつつあります。

こんな生活だとネタがないんですよね。出張すると,なぜかトラブルに見舞われてネタができてしまうのですが,そういうトラブルではない良いネタを仕入れたいものです。

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盛況

今日の大阪市立科学館でのイベントは非常に盛況でした。土地柄なのか,学芸員のEくんの人徳なのか,それとも他の要因があるのかわかりませんが,お客さんが優しくて(?),バンバン質問をしてもらえました。質問の多さは,盛り上がりの指標なので,講演をやらせてもらった側としては責任を果たせた感があります。ご来場のみなさん,ありがとうございました。

この企画は,今までもそうでしたが,プラネタリウム側の全面的なサポートがないとやれない企画なので,こういう企画をやらせてもらえて本当にありがたいです。加えて,直前のお願いだったにもかかわらず,宣伝をしてくださった方々にもお礼申し上げます。

しかし...くどいですけど,この映像は何回見ても迫力満点です。機会をうまく作って,全国津々浦々を回ってみたいと思っています。

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D論予備審査

今日の午前中,私が指導する総研大の学生HくんのD論予備審査がありました。D論の公聴会(=審査会)まで進んでよいかどうかを判断するもので,なんとか進んでよいというお墨付きをもらえました。ゴールに辿り着いたわけではありませんが,チェックポイントに到達できて,私もホッとしています。

公聴会は1月末とまだ2ヶ月あるので,これからがいよいよラストスパート。今日の予備審査で指摘されたところを改善するなど,もう一踏ん張りです。

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日立とか

一昨日はCERN-KEK委員会というものをやりました。毎年1回,CERNとKEKのどちらかでやっていて,今年はKEKの年でした。通常は熱い議論になるような話題は出なくて,金のやりとりがあるので,その報告やら承認をするのが主な目的です。今回も基本的にはそうだったのですが(そうしたかったのですが),CERN側が少し前からKEKにある打診をしてきていたこと,加えて,その委員会の冒頭でCERN理事会で新たに決まったことを突然伝えられたので,私を含むKEK側の人間はかなり驚きました。

そんなこんなの後の昨日は,日立市にある日立の工場に見学に行ってきました。HL-LHC用の超伝導双極磁石をKEKが作るのですが,それを受注したのが日立。CERN-KEK委員会に来ていたメンバーとKEKで電磁石を開発している人間と私とで実際に発注した電磁石を作る工場を見てきた,というわけです。私は素人なので詳しい内容はわからなかったのですが,驚いた,というか嬉しかったことがありました。

その電磁石開発チームに,阪大のY研究室の卒業生とK研究室のが学生がいたのです。いやー,驚きました。Y研究室の学生の一人が日立で加速器関連の仕事をしてるというのは聞いたことがありましたが,今回会ったのはそいつではなく,別の卒業生Sくんでした。ゼミや卒業研究を一緒にやったこともありますし,CERNの夏の学校にも行ったことがあります。私たちが使う(?)重要なパーツをそういう知り合いが作るということを想像もしていなかったので,なんだか不思議な気分になりました。自分が関係した学生が活躍している姿を見るのは非常に嬉しいものです。

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11月24日大阪市立科学館にて

またやります。プラネタリウムを使ったATLASムービーの上映会(+講演)をタイトルの通り,11月24日(日)に大阪市立科学館にて行います。

ウェブサイト
http://www.sci-museum.jp/event/#pl560
ツイッター
https://twitter.com/gakugei_osm/status/1191338677361709057
https://twitter.com/gakugei_osm/status/1191339081403256832

同じことをこのブログで繰り返していますが,このムービーはプラネタリウムで見ると迫力満点です。何度見ても私は感激してしまいます。大阪市立科学館は30周年を迎え最近リニューアルしたとのことですので,この企画だけでなく科学館のほうもぜひご覧いただければと思います。

これまで東京で2回,つくばで1回やりましたが,関西では初です。大阪周辺の方,ぜひ足をお運びください。

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予定通り

今週もまたCERNに来ています。最近鬼門となっているヘルシンキ経由だったので,CERNに到着するまで,何かあるのではないかとずっと心配していたのですが,今回は,予定通りにトラブルなくCERNに着くことができました。移動時間が20時間を超えると私の場合しんどいと感じるようになりますが,今回は19時間もかからなかったのでだいぶ楽でした。

それでも,成田発の飛行機がだいぶ遅れたので乗り継ぎを少し心配していました。結局,保安検査所が空いていたので全く問題なかったのですが,JALにしては珍しく出発が20分近く遅れました。客が全員乗った後も,メインテナンスの人が2人機内をうろうろ歩いていたので何か問題があるんだろうなと思っていたところ,個人用画面を使ったエンターテイメントシステムがなかなか立ち上がらず四苦八苦していたようです。飛行機が出発した後は,乗り継ぎだけでなく,個人用画面がフリーズしないか心配していましたが,今回はそれもなくトラブルフリーでした。

予定通りって素晴らしいです。ははは。

それに比べて,今参加しているのはHL-LHC用ピクセル検出器関連のミーティングなのですが,20分のスロットで36ページのスライドを見せて,45分も時間をかけてる人がいて唖然としています。このピクセルグループのミーティングはいつもこんな感じで,時間を守るというが概念が希薄です。計画そのものが危機的に遅れているのですが,ミーティングに参加するといつも,さもありなん,と思ってしまいます。時間や予定を守ろうとする日本人の感覚とは違う価値観で生きている人たちも世の中には多く,国際協力プロジェクトなんだということを強く意識します。

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バスの中にて

今日は浜松出張で,今はその帰りで東京からつくばに向かうバスの中なのですが,ありました,オイシイ(?)ネタが。

東京駅を出発した直後,まだ首都高に乗る前にアナウンスがあり,運転手さんが免許証をバスの営業所に落としていたことが発覚。営業所の人がその免許証を持ってくるので,それを路上で待っています。新幹線を降りると同時にダッシュ。18:20発にギリギリ間に合ったのですが(私が乗ると同時にバスのドアが閉まる),これなら18:40発のバスのほうが早くつくばに着きました。

渋滞で20分くらいは遅れるのがバスですから,個人的にはそれほど気になりませんが,運転手さんがあまりに申し訳なくしているので見ていて可哀想です。

世の中いろいろなことが起こるものです。

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CERN次期所長

Fabiolaでしたね。任期全てを2回連続というのは初めてだそうです。プレスリリースはここ

責任ある役職を5年間やるだけでも大変なのに,10年間というのは凄いです。しかも,前回は,HL-LHCを最優先で実現させるというわかりやすいシナリオがありましたが,今回は,どういう方向に進めばいいのか非常に難しい舵取りになります。全世界の高エネルギー物理の未来に与える影響が大きいですから,とにかく頑張って欲しいです。

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加速器国際協力

LHCは今年と来年はシャットダウンしています。加速器に関して言うと,LHCの整備作業というのもありますが,HL-LHCに向けて入射器群をアップグレードするというのが大きなアクティビティです。線形加速器→PSブースター→PS→SPS→LHCという順番に陽子は加速されていくのですが(細かいことを言うと線形加速器では水素マイナスイオン),LHC前の加速器のことたちを入射器群と纏めて呼んでいまして,これらの刷新をしています。

たとえば,一番最初の線形加速器としては今までLinac2と呼ばれている加速器が使われていたのですが,それに代わるLinac4と呼ばれる加速器がすでに建設されていて,この夏は,Linac4からPSブースターへの接続作業が行われ,その後,実際にビームを出した試験を行なっていました。(少しだけ)詳しくはここをご覧ください。

Linac4の次のPSブースターにも大きな刷新がありました。加速空洞の入れ替えがあったのですが,その加速空洞のコアとして使われる磁性体はJ-PARC用に研究開発されたものが使われています。予算も日本グループが部分的に出してはいるのですが,予算だけではなく日本初の新技術が使われていて,国際協力の良い例だと思っています。詳しい話は,ちょっと前の高エネルギーニュースの記事になっていますし,ググったら解説記事もありました。Oさんの活躍ぶりが書かれています。

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