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ATLAS at Anywhere (旧 ATLAS at Osaka)

年度末というか

12月だと,年の瀬が迫るという表現を使いますが,仕事の上では私の場合3月のほうが年の瀬が迫っている感じがします。

今週は比較的のんびりと過ごせるかと思ったのですが,来年度予算に関する細かい相談を事務方の人も交えつつやったり,先延ばしにしていた書類書きの締め切りが今週に集中していたり,急遽(というほどでもないのですが)昨日は某所へ出張して諸々の説明,と全然のんびり過ごせていなくて,年度末だなぁという感じがしています。

年度末と感じるもう一つは,学生の入れ替わりです。KEKに来てからは入れ替わる学生の数が減っていますが,この春は,長いこと一緒に研究をやり,Fermilabその他にも一緒にビームテストをやりに行ったYくんが就職をするので,人数としては一人なのですが,喪失感はかなり大きいです。今週末はプチ送別会を企画しているので,久しぶりにゆっくり話せるのを楽しみにしています。

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会合色々

久しぶりの更新になります。出張が続いています。

先週は九大での物理学会。月曜と火曜はそのまま九大でATLAS日本グループ関連の会合。水曜は浜松ホトニクスとの打ち合わせのため浜松,そして,今日明日は東京でKEKのScience Advisory Committeeというのをやっています。

学会では,重力波のセッションに出たら,一般講演だけど講演者が有名な人ばかりでちょっと驚きました。というか,文化の違いを感じました。素粒子だと,特に実験では,スタッフはあまり一般講演はしないので,発表の中心は学生になります。有名どころの人が話をするので,流石にトークも受け答えもちゃんとしていて,部外者の私が聴いていてもそれなりに内容を理解できて楽しめました。

ATLAS日本グループ関連の会合は,初日が全体でのミーティング。2日目は,学生や若手スタッフの物理の講演。普段まとめて若い人の物理トークを聴けるチャンスがないので,とても楽しめました。また,若い人たちが中心になって新しいアイデアを出し合って何かをやろうとしているのは,非常に頼もしく感じました。まあ,物理の話なので,楽しいですからね。

浜ホトは飛ばして,今日と明日の委員会ですが,KEKでは初めての試みで,CERNのSPCみたいなものです。と言っても,SPCが何かわからないと何の説明にもなっていませんが,一言で言うと,KEK全体の国際諮問委員会です。素粒子原子核だけとか,J-PARCとか,Belleとか,そういう単位ではなく,KEK全体についての委員会で今回が第1回になります。いつからやることになっていたのかは知りませんが,日程調整などの前触れは一切なしに,この日に委員会をやるからATLASの話をせよ,という業務命令が来て今日を迎えました。私のトークはもう終わったので,明日もありますが,個人的にはリラックスモードにすでに入っています。

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17万分の1からの生還

先週金曜日は病院で,CTとMRI検査を受けてきました。大昔に頭の検査の一環で両方とも受けたことがありましたが,今回は腹部。大昔の検査のことはすっかり忘れて,新たな気持ちで(?)検査を受けました。

その検査の際に,CTのためには造影剤を静脈から投入,MRIではマンガンが含まれている液体を飲まされました。マンガンのほうはお腹がゆるくなる程度の副作用が稀にあるということだったのであまり気にしていませんでしたが,造影剤のほうはアレルギー反応みたいなものを気にしているようで,検査の同意書と一緒に渡された説明を読むと,5%程度の人に軽い副作用が,0.01-0.02%の人に重篤な副作用が,さらに,17万人に1人の割合で死亡しているということが書いてありました。もちろん,極めて低い確率なので真面目に心配していたわけではありませんが,1回の医療行為で17万人に1人の割合で死亡すると言われると,あまり良い気持ちはしませんでした。

当日は,私がアトピーなことや,多少の鼻炎があることのせいか,病院の人たちは相当アレルギー反応を心配していました。結局,なんの問題も(多分)なく,無事検査を終えることができましたが,次に気になるのはその検査結果。ですが,諸般の理由により,その前にやった胃カメラの検査結果と合わせて担当医と話をするのは2週間後。学会があって忙しいので,予約してあることを忘れてしまいそうです。。

CTとMRIでの初めての腹部の検査でしたが,感想としては,CTはあっという間だったので楽でしたが,MRIはとにかく眠かったです。けど,検査を担当してる人から寝るなと言われ,円柱形の機械のなかで20分ほど腕まで縛られた状態でじっとしているのは,退屈と睡魔との戦いでした。あ,あと,鼻がムズムズしても掻けないのは辛かったかも。昔,ルパン三世のテレビ版でルパン(だったかな?)がくすぐられるという拷問を受けてるシーンを思い出しました。

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国際的な意見交換を継続

昨日の続きです。午前中に文科省研究振興局局長が見解を説明したのですね。Liner Collider Boardという会議で説明すると聞いていましたが,すでに,その見解全文というのがマスコミに公開されていました。「ILC」で検索をかけてもらえば,見解全文を載せた記事がヒットすると思います。

要点をまとめると,マスタープランなどの正式な学術プロセスでの議論が必要,Eurepean Strategyなどの国際情勢を注視する,文科省としては国際的な意見交換を継続していく,この3点のようです。

今,この発表を受けて,Linear Collider Boardの議長,ICFAの議長,そして機構長が研究者側の立場から記者会見をしているところだと思いますが,文科省の見解を受けてどのような内容の話をしているのか気になるところです。というか,European Strategyに対するインプットとしてこの会合(Linear Collider BoardとICFAという2つの会合)までに政府見解を出さないとならない,それを受けた声明だったわけですが,この見解をEuropean Stragegy側ではどう解釈するのか,もっと気になるところです。

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ILCどうなるんでしょうか

今,素核研のUさんと業務関連で会ったら,ILC関連のこんなニュースがあるよ,と教えてもらいました。

明日7日に,東大の山上会館でILCに関する記者会見をするということは聞いていました。対応者は,ICFA議長や某機構長などの3名で,内容については私は全く知りません。詳しいことを調べようと思ってKEKのプレスリリースのサイトを見ましたが,案内はないですね。。KEK主催じゃないからなのかな。

この記者会見でどういう話をするのか当然気になっていたのですが,上記の産経のニュースが本当だとすると,きっとその内容についての発表なんでしょうね。学術会議がかなりはっきりとネガティブな意見を出したので,政府としてはダンマリかと思っていたのですが,とりあえず国際協議だけは始めるということなんでしょうか。

記事にもある通り,国際協議を始めるかどうかの話であって,ILCをやるかどうかの話ではないので,そこは勘違いしないように気をつけていただきたいのですが,これが何を意味するかというと,やるのかやらないのかはっきりしない状態がさらに何年間か続くことになります。多かれ少なかれこの業界の人には影響のある話ですが,LHCをやってる人間にとっては,特に私にとってはかなり大きな影響があります。金うんぬんではなく(金については,LHCだけでなく,素粒子物理,素粒子原子核分野,学術全体に影響のある話ですから),物理の内容説明について大きな制約を課されることがあるからです。というか,立場上,ILCに対して最大限の配慮をした発表しか許されないときがあります。某作業部会でも,最大限の援護射撃をしたことがあります。援護射撃をするのはいいとしても,自分のやりたい物理について熱く語れないことは私にとっては大きなフラストレーションなのですが,この状態がさらに何年も続くことになります。。。

上記の記事だけでは詳しい内容はわからないので,明日の発表内容が大注目です。

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こんなに違うのか

今朝は半休を取って医者に行き,胃カメラをやってきました。半年ほど前に別の病院でも胃カメラをやったばかりで,そのときは本当に苦しかったので,今日は憂鬱だったのですが,前回に比べてあまりに楽で拍子抜けしました。定量化するのは難しいですが,自分の感覚的には10倍以上楽でした。いやー,こんなにも違いがあるものなのですね。

そもそも前回は,胃カメラを飲んだときに喉の麻酔が切れてたと思うんですよね。少しでも楽になるように,喉に麻酔薬をかけて舌の反応を鈍らせるのですが,前回は,麻酔が効き始めて処置室で担当医が来るのを待っていたところ,その医者の来るのが遅くて遅くて... 推定10分くらいですかね,待ってたらもう麻酔全然効いてなくて,自分の感覚的にはもう完全に普通の状態。というか,今このエントリーを書いているのは今朝麻酔薬をかけてから50分後くらいなのですが,この今の状態と変わらないくらい普通の状態になっていて,こんなんで麻酔の意味あるのかなと思っていました。

その麻酔がどれだけ影響したのかはわかりませんし,ファイバーを胃の奥に入れてから(=おそらく麻酔が効いてないであろう場所での操作)の苦しさも全然違ったので,麻酔だけではなく,今日の担当の人の技量,私の体調(?)とか様々な要素で苦しさが違ったのかな,と推測はしますが,まあとにかく,こんなにも違いがあるなら,もう絶対に前の病院では胃カメラやりたくないです。

ただ,今日行ったのは,前の病院から紹介状を書いてもらった大病院なので,日頃の通院では今までどおり前の病院に行くつもりです。世間ではよく言われていますし,病院のガイドブックなんかもありますが,TPOで使い分けることが大切なんだなと身をもって感じました。

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今週はちょっと一安心

鼻水が止まらないので私もとうとう花粉症になったのかと思ったら,その後,激しい頭痛と発熱。花粉症ではなく風邪だったみたいでしたが,それもだいぶよくなり,今日はさらにゆっくりと家で休んでいたので体調がだいぶよくなりました。

今週は,2つ安心したことがありました。

まずその一つ目は2019年度の予算。HL-LHCが文科省で予算化されたと言っても,2019年度の提示額は希望額の半分以下。しかも,文科省からKEKに来る予算は最終的には機構長が全て配分を決めることができるので,2018年度末に予算化されることが決まって以降は,機構長のところに数えられないくらい何回もATLAS予算の説明とお願いに行き,今週の交渉で2019年度の予算がようやく決まりました。希望額の満額回答ではありませんが,2019年度1年間なんとかやっていけそうな額に落とし込むことができました。とはいえ,機構長が以前から言っていたことなのですが,大学にもわずかながら負担を求めるということを必要条件にされたので,かつ,それがないと1年間やっていけないので,これからは大学の人と交渉をしなければなりません。ただ,繰り返しですが,今後の1年間のやりくりに目処が立ったのは非常に大きな前進でした。

もう一つは,久しぶりにFくんに会って元気な姿をみることができたことです。Fくんは修論を書いた後,就職活動をしていたようなのですが,しばらく会えてなかったのでどうしてるのかなと心配していたのですが,久々に会ったFくんは,今まで見たこともないくらい明るく,元気そうでした。修論を書いていた頃とは別人のようで,就職活動もそれなりに捗っているとのことで,本当によかったです。

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